STORES.jpやBASEに出店してる方はヤフーにも出せばいいと思いますーー #IVS で語られたECの未来

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本稿は季節の風物詩になりつつある招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2013」の取材の一部である。

経済産業省の発表する日本のEC市場は8.5兆円、一方全体の小売り市場からみると10%を切る。色々な数字の見方があるものの、まあまだまだこれからというのは共通した認識だ。

一方でスマートフォンシフトが世の中で巻き起こり、世の中にインターネットに接続する人の流れに変化が起こった。新しい局面でECはどこに向かうのか。

すっかりとヤフーの人になってしまった執行役員の小澤隆生氏の話が面白かった。私が興味を持ったのは商品の発見方法、特にレコメンドだ。爆発的に増え続ける商品数は楽天では1億を越えているそうで、モノとの出会いは益々重要、かつテクノロジーが重要なキーとなるポイントになる。

モデレートを担当するインフィニティ・ベンチャーズLLPの小野裕史氏から目的の決まった「指名買い」以外の発見、ウィンドウショッピングのような偶然の出会いをネットでどのように表現するのかという質問に対して、「キュレーション、検索、レコメンデーション」という3つの方向性を示していた。

「ヤフーは検索の会社です。Googleのエンジンを使ってますけどね。テレビと検索してもでてこなかったですが、先日直りました。(レコメンドは各社提供しているが)ヤフーでどういうページを見たか、検索したかというヤフーの場合情報収集できるシーンが多いので、レコメンドの結果に違いがでてくる」(小澤氏)。

レコメンデーションはAmazonのお家芸だ。一方で多数の利用者がいるヤフーのメディア力を持ってすれば、また違う結果が出せるというのは納得がいく。

ヤフーニュースも大きくスマートフォンシフトする中、日頃触れるニュースの合間に商品がレコメンドされるようなことがあれば、ヤフーショッピングへの見方も大きく変わる可能性がある。

実際、ニューステクノロジーのGunosyはニュースの合間に新たな広告を挿入することでCVRが格段に向上するという結果も出している。

さらに続々と立ち上がるSTORES,jpやBASEといったスモールコマースについては「出店されている方はぜひそのままヤフーにも出店いただきたい」とアピールして会場を盛り上げていた。(これに限らず小澤氏の話は全て会場を笑いに包み込んでいたが)。

「STORES.jpもBASEも両方機能の提供。両方に出店したら自動的にヤフーにも出店できるようにしたい。集客の機能はヤフーが得意としている。機能とメディアの組み合わせは最高。ま、両社には何にも話してませんがね」(小澤氏)。

まあ、ヤフーと連動するかは別として、モールを持たないSTORES.jpやBASEがメディア、集客導線をどうやって確保するかというのはこれからの注目ポイントでもある。