Q&Aのあり方は進化する?LINEがフレンドと日常の疑問を解決するモバイルQ&Aサービス「LINE Q」を提供

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line q

LINEがまた新たなサービスをローンチした。LINEのユーザ同士が日常生活において疑問に思ったことを質問し、その解決などを行うスマートフォンに最適化したQ&Aサービス「LINE Q」だ。

LINE Qを利用すると、「今すぐ解決したい疑問」を、いつでも、どこからでもスマートフォンから質問できる。質問に回答する人もチャット形式の画面でスマートフォンからテキスト・写真・動画・位置情報・スタンプなどを組み合わせて、気軽に回答できるのが特徴となっている。

ユーザは2つの対象に対して質問をすることができる。質問したいことの分野を指定して「LINE Q」ユーザ全体から回答を求める「分野への質問」と、LINEの友だちに限定して回答を求める「友だちへの質問」の2つだ。友だちへの質問は公開・非公開を選択することができる。

私も知りたいボタンを通じた拡散・共有イメージ図

「LINE Q」には「私も知りたい」ボタンが用意されており、これを押すことで「LINE Q」を利用しているLINEの友だちに質問を共有したり、LINEのタイムライン上に質問をシェアすることができる。LINEの友だちのつながりを活かして、自分の身の回りにいる特定領域に詳しい人や専門家に質問を届けることができるようになっている。友達への質問は、非公開の状態で質問することもできるようになっており、非公開となっている質問は「私も知りたい」ボタンでシェアすることはできない。

「分野への質問」は、映画やグルメなど質問の分野を選択して、ユーザ全体から広く回答を募ることができ、質問に回答したり、各質問で質問者が選ぶ最も良い回答「ピッタリアンサー」に選ばれたりするとポイントが貯まるようになっている。このポイントは所定のポイント以上で現金と交換することができるようになっている。さらに「ピッタリアンサー」に選ばれた回数やその割合によってレベルが上がると、ボーナスポイントを獲得できる。

毎月各カテゴリのランキングが発表され、トップになると翌月に回答などのアクションでのポイントが2倍になるボーナスが付与されるなど、ユーザの積極的な回答を促す仕組みが用意されているという。

これまでにもモバイルでのQ&Aサービスは多くの起業家がトライしてきた。だが、その多くのサービスはユーザの獲得と、サービスを利用するモチベーションを作りだすことに苦労してきた。「LINE Q」のサービスの仕組みは、この双方をクリアすると考えられる。

もし、「LINE Q」にも企業アカウントが登場したとしたら、企業はリサーチを行うことができ、ユーザはポイントを獲得することができるため、従来のアンケートサービスをある程度リプレイスする可能性もある。

気軽に質問でき、かつ返答がちゃんとある。さらにはポイントも付与されるとなれば、「誰かに何かを尋ねる」というコミュニケーションの定番の部分が、「LINE Q」の登場によって変化していく可能性もある。

LINE QはiPhoneとAndroid、両方で提供される。iOS版はこちらGoogle Playではこちらからダウンロードできる。

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