本誌ではこれまでにも子どもの失踪を防ぐハードウェア「Guardian」や、家族をつなぐウェアラブルデバイス「Sense-U」を紹介してきた。今回紹介するのは、さらに年齢の若い、赤ん坊向けのウェアラブルテクノロジーデバイスだ。
多くの人は「Nike+ Fuel Band」など、フィットネスや健康目的に自分の状態を知ることができるウェアラブルデバイスをつけ始めている。こうした技術を、まだ会話ができないほど若い人たち、つまり赤ん坊のために使えないかと考えた人たちがいる。
「Sproutling」という名のデバイスは、そんな人々によって開発された。なぜ赤ん坊がよく眠れないのか、改善するための方法は何か、ということを連携するアプリにプッシュで通知するなどの形で提案してくれる。
赤ん坊のかかとあたりに装着するこのデバイスでは、体温や脈拍といった赤ん坊のバイタルデータをモニタリングするだけではなく、その室温や湿度が最適になっているかどうかなど、周辺環境についてもモニタリングしてくれる。赤ん坊の親はこれにより、赤ん坊が求めていることに応えやすくなる。
ハードウェアインキュベータ「Lemnos Labs」を卒業した彼らは、今年の9月に260万米ドルの資金調達も発表している。PSFKによれば、「Sproutling」はもうすぐα版のテストに入る予定だという。
現段階では、「Sproutling」は2014年の春か夏のリリースを予定している。この他にも2014年のリリースを予定しているウェアラブルデバイスは多く、来年は多様なウェアラブルデバイスが市場に出回るようになりそうだ。
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待