※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 THE BRIDGE では、先週の Japan Startup Award にノミネートされた Wantedly を取り上げた。同社は人々が仕事探しをする上で革新的なアプローチを取っており、ソーシャルグラフを活用して、より自分にあった仕事を見つけられる…
THE BRIDGE では、先週の Japan Startup Award にノミネートされた Wantedly を取り上げた。同社は人々が仕事探しをする上で革新的なアプローチを取っており、ソーシャルグラフを活用して、より自分にあった仕事を見つけられるプラットフォームを提供している。友人や共通の友人を通じて仕事が紹介されることから、この方法では、愛せる仕事が見つかる可能性も高くなるだろう。
左から:Techstars 社長 David Brown 氏、マネージングパートナー Mark Solon 氏、グローバル・ブレイン Katsuyuki Hasagawa 氏(モデレータ)
アメリカでのインキュベーションで何がホットかを紹介するセッションでは、グローバル・ブレインの Katsuyuki Hasegawa 氏が、Techstars の社長 David Brown 氏とマネージング・パートナー Mark Solon 氏とのパネルをモデレートした。
Mark は Techstars がコロラド州ボルダーで、2002年にローンチしたと語った。彼によれば、ボルダーは眠い大学の街だっだ。しかし、長年に渡る努力が実を結び、スタートアップ・シティとしては、シリコンバレー、ニューヨーク、ボストンに次ぐ4位の都市となった。
Solon によれば、彼らは投資先にメンターシップを提供する上で多くの大企業と協業しており、その中には、世界的なトップスポーツメーカー Nike のほか、電話会社の Sprint、イギリスの金融会社 Barclays が含まれる。メンターシップ・プログラムにおいては、例えば、Barclays は、参加スタートアップに API に早期にアクセスできる環境を提供し、fin-tech(金融テック)ソリューションの開発を促している。これらの活動の背景にあるのは、多くの企業がオープン・イノベーションを促進する必要があるとわかっていて、つまり、大企業ももはや社内のビジネス開発やエンジニアリング開発だけに頼れない、ということを現している。
David は、Techstars のプレゼンスをアジア地域でも広げたいと語ったが、私は Techstars のグローバル・アライアンス・ネットワークに、日本からはどのアクセラレータもまだ参加していないことを知っていた。アジア全体の話に広げても、シンガポールの JFDI Asia のみだ。私は聴衆の中から、日本のスタートアップ・エコシステムとの恊働に関心があるなら、日本のインキュベータにアライアンスに参加してもらうことに興味は無いのか、と尋ねてみた。David によれば、アライアンスは新規メンバーを承認するにあたって条件があり、どのようなメンターシップ・プログラムを提供しているか、一定期間内にどのくらい卓越したスタートアップを輩出できるか、など厳しい条件があるのだそうだ。しかし、アライアンスのスキームとは別に、日本やそれ以外の国々のアクセラレータやインキュベータとは喜んで協業したいと語った。
左から:グローバル・ブレインCEO 百合本安彦氏、Golden Gate Ventures パートナー Vinnie Lauria 氏、5rocks CSO ノ・ジョンソク(노정석)氏、TMI台湾創意工場 CEO Mark Hsu氏、アシアル ディレクター 塚田亮一氏、Gogolook(走著瞧股份有限公司)CEO Jeff Kuo(郭建甫)氏、Ascribr 共同創業者 Clark Chun Kiat Chua 氏