ソニー、スマートテニスセンサー「SSE-TN1」を発表、ラケットのグリップ部に装着してショットを診断


ソニーは、テニスラケットに装着することでテニスのショットをリアルタイムに分析できる「Smart Tennis Sensor 『SSE-TN1』」を発表した。価格は18,000円前後で、5月下旬より全国のスポーツ用品店やテニス用品店で発売する。

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ラケットのグリップエンド部分に装着する小型のセンサー。本体はモーションセンサーを搭載しており、ラケットの向きや位置を把握するほか、独自の振動解析技術を利用し、ラケット振動の波を解析処理することで、ラケット上でボールを捉えた位置も把握できる。

Bluetoothも搭載しており、提供する専用アプリ「Smart Tennis Sensor アプリ」を利用してショットの分析をスマートフォンでリアルタイムに確認できる。測定できる内容はショット回数やインパクトの位置、スイング種別、スイング速度、ボールの初速、ボール回転など。

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テニスの様子を専用アプリで動画撮影すれば、動画に合わせて自分のショット診断を確認できる。分析の結果をアプリを通じてFacebookへ投稿することも可能だ。

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動作時間はBluetoothオン時が約90分、Bluetoothオフ時が約180分。ラケットはヨネックス製 「VCORE Tour G」「VCORE Xi 98」「VCORE Xi 100」「EZONE Ai 98」「EZONE Ai 100」「EZONE Ai LITE」に対応する。アプリはAndroid 4.1以降またはiOS 6.1以降で利用可能だ。

テニスはもちろんスポーツにおいて自分の動画を撮影するのは非常に効果的な手法だが、さらにインパクトの位置も確認できるというのは面白い試み。

ただ、せっかく正しいインパクト位置で捉えていても後から見たのではその手応えも覚えていないかもしれず、できればリアルタイムにインパクトの位置も確認したい。スマートグラスとBluetooth連携すれば技術的には難しくなさそうなだけに、今後の製品ではそうしたアプローチも期待したいところだ。

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