
ロサンゼルス拠点のハードウェアスタートアップAIO Roboticsが、「ZEUS」と呼ばれるユーザに3Dデータのプリンティングとスキャン、コピーを可能にするプロダクトを開発した。これにより、ユーザは3次元の物体をFAXのように送ることが可能になる。
ZEUSは3Dプリンターを生活者やスモールビジネスの担い手、かつコンピュータを持っていなかったり、エンジニアリングの知識のない人でも使えるプロダクトであることを目指し、わかりやすいタッチインターフェイスを導入している。
ZEUSは昨年の9月にKickstarterにプロジェクトを掲載しており、10月には111,111米ドルを集めてファンディングに成功している。以下はKickstarterに掲載されているZEUSの映像だ。
ZEUSは、University of Southern Californiaの博士課程だったJens Windau氏とKai Chang氏が、5年に渡って作り上げたプロダクトだ。AIO Roboticsは、アーリーステージ向けのテクノロジーアクセラレータである「USC Viterbi Startup Garage」の支援を受け、彼らのコンセプトをビジネスにすることができた。
値段はまだ明らかになっていないが、3DプリンターのMakerbot Replicatorと3DスキャナーのMakerBot Digitizerを足しあわせた値段よりはコストを抑えたいとAIO Roboticsは考えているという。AIO Roboticsが発表しているタイムラインでは、2014年7月、8月に出荷を開始する予定だ。
【参照】AIO Robotics Inc. Press Release(PDF)
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度「BRIDGE Members」を運営しています。会員向けコミュニティ「BRIDGE Tokyo」ではテックニュースやトレンド情報のまとめ、Discord、イベントなどを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。登録は無料です。- テックニュース全文購読
- 月次・テーマまとめ「Canvas」
- コミュニティDiscord
- イベント「BRIDGE Tokyo」