ロシア版シリコンバレー「スコルコボ」が主催するスタートアップ・コンペティションの全国ツアー Startup Village や、モスクワ周辺のスタートアップ関係者が運営するインキュベーション・プログラム Generation S など、ロシアのスタートアップ・コミュニティは、ここ数年で急速に活気を帯びつつある。 1月の下旬、出張の合間にモスクワを立ち寄る機会を得た。前回に引き続き、モスクワのテック…
CC BY-NC-SA 2.0 via Flickr by rcolonna
ロシア版シリコンバレー「スコルコボ」が主催するスタートアップ・コンペティションの全国ツアー Startup Village や、モスクワ周辺のスタートアップ関係者が運営するインキュベーション・プログラム Generation S など、ロシアのスタートアップ・コミュニティは、ここ数年で急速に活気を帯びつつある。
Rocket Internet のおかげで(筆者注:これはニュアンスから言って、皮肉の意味もあるように解釈できた)、東南アジアのの人々はEコマースを習熟した。タイはシンガポールよりも人材を確保しやすいが、多くの優秀な人材は、マイクロソフトのような大企業にいたりする。彼らをスタートアップが引き抜く上では、(スタートアップは多くの給料を支払えないので)給料は70%になるけれど、残りの30%は株式で渡すような工夫が必要かもしれない。
インドネシアで活動する East Ventures の Wilson は、何よりもまず人材を確保することが肝要と語った。人材が居れば、市場にフィットしたプロダクトが創り出せる。人材が居れば、資金の問題も解決できる。ベンチャーキャピタルは、そのような人物を見つけ、育てる努力が必要だろうと語った。
CyberAgent Ventures China の北川氏は、いわゆるシリーズAクランチと同じで、シードに投資できるファンドは多くあるが、それ以降のレイタステージに投資できる投資家が東南アジアにはまだ来ていない。VC の立場としては、多くの投資家が魅力を感じるような、成功したモデルを創り出さなければならない、と話した。
15日、シンガポールのホテル Marina Bay Sands のコンベンション・センターで Asia Leaders Summit 2014 が始まった。このカンファレンスは、インキュベイトファンドの本間真彦氏、iemo CEO の村田マリ氏、シンガポールとサンフランシスコに拠点を置くシード・スタートアップ向けファンド Golden Gate Ventures の Jeffrey Paine、V…
Roger E. Egan III, co-founder and CEO at RedMart(オンライン食糧雑貨)→ 関連記事
Thomas Clayton, CEO and President at Bubbly(有名人による音声版 Twitter)→ 関連記事
Acmad Zaky, Co-founder and CEO at Bukalapak(インドネシアのファッションコマースとC2Cマーケットプレース)→ 関連記事
Magnus Grimeland, Managing Director at Zalora(マレーシアのファッションコマース)→ 関連記事
Darius Cheung, Co-founder of 99.co(シンガポール国内特化の不動産検索サイト)
左から:Jeffrey Paine(モデレータ)、Roger E. Egan III(RedMart)、 Thomas Clayton(Bubbly)、Acmad Zaky(Bukalapak)、 Magnus Grimeland(Zalora)、Darius Cheung(99.co)
モデレータは、Golden Gate Ventures の Jeffrey Paine が務めた。
パネリストの中には、東南アジア以外の地域からやってきて、東南アジアでEコマースを立ち上げた人が多いことから、Jeffrey Paine は、世界の他の地域と比べて東南アジアにおける特性や、ここ数年の変化について尋ねた。
Roger は、配送、倉庫、オペレーション、すべて東南アジアでやることはチャレンジングだと話した。
Thomas は娘のために、オンラインでオーダーしたバースデーケーキの事例を紹介した。サイトを見てみても、最初はどのようにオーダーしていいかわからず、SMS でオーダーすると、銀行口座に代金が振り込まれてから配送すると言ってきた。結局、ケーキが自宅に届いたのは翌日で、既に溶けていたとのこと。こういうことから考えると、東南アジアには大きなビジネスチャンスがあると話した。