正確に筋肉量を計測し、トレーニングの効果を管理できるスマートデバイス「Skulpt」

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フロリダに拠点を置くスタートアップSkulptが筋肉の質を測定できる世界初のデバイスSklupt Aimを開発した。

Sklupt Aimは正確な筋肉量を測定し、Bluetooth経由でオンラインダッシュボードに結果を送信してくれる。この筋肉データを参照し、ユーザはトレーニングの進捗状況をスマホやPCで記録・管理することができる。

これまでトレーニングなどを行っている人々はBIA法(注1)という方法で体脂肪や体組成を測定していた。だが、この方法では体内の水分状態や骨密度などで数値が変動してしまい、正確に測定することは困難だった。

電流を直接流して筋肉の質を測定

Skulpt Aimは電気インピーダンス筋運動記録法(EIM)と呼ばれる技術を使用している。

この手法を使えば、脂肪量や筋肉量を正確に測定することが可能だ。筋肉に電流を流すと、筋肉の結合性や脂肪の有無によって電流の様子は変化する。EIM法は、直接筋肉にごく微弱な電流を流し、電流の様子を観察することで、筋肉の質と強さを計測することができる。

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Skulptはこの筋肉の質と強さの尺度として「MQ」という単位をつくった。MQは、筋肉のIQのようなものだ。Skulptによる計測結果はこのMQの値で表示される。

この他にも、最近ではカロリー以外の指標で運動量をはかるようになる動きがみられる。Nikeが独自の運動量指標としてFuelという単位を開発したり、厚生労働省が新しい運動指標であるMetsを推奨している。

Skulpt Aimを用いて4つの筋肉(上腕二頭筋、三頭筋、腹筋、大腿四頭筋)を測定することで、体脂肪率とMQの正確な値を秒単位で得ることが可能。筋トレの前後に測定すれば、トレーニングの効果を正確に測ることが出来るのだ。

Skulpt Aimは定価199米ドルで、公式HPから購入することができる

同社は1月中旬頃までIndiegogo上でSkulptを149米ドルで販売するプロジェクトを行っていて、3800万円を調達した。同社はクラウドファンディング以外に出資は受けていない。


http://youtu.be/GjLloxBP540

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