世界各国のプロダクトデザイナーが未来のデバイスのコンセプトを発表している。中には現在ある普通の日用品をハイテク化したものも多い。
指だけでものの長さを簡単に測れる、スマートフィンガー
スマートフィンガーは、直感的に長さや距離を計測できるデバイス。装着した2本の指の間の距離を計測することができる。長さはデバイスに直接LEDライトで表示される。中国のプロダクトデザイナー等が発表したコンセプトだ。
スペースの大きさを測りやすくなれば、家具などのネットショッピングなどが今までより気軽にできるようになりそうだ。
食材の状態を把握し、マイナスイオンをだす包丁
スマートナイフは、切った食材の新鮮さ、栄養、バクテリアといった情報を可視化してくれる包丁。さらにマイナスイオンを噴射することもできる。韓国のデザイナーJeon Chang daes氏によるコンセプト・デザインだ。
おふくろの味を再現できる、繊細な味を記録するスマートスプーン
マザースプーンは、母親がつくる食事の独特の味を再現するのをサポートするデバイス。このスマートスプーンを使用すれば詳細なレシピを分析し、記録することができる。
母親の料理にかぎらず、家で気に入った外食の再現ができるようになるだろう。
水分補給の管理ができる、スマートな水筒Blufit
Blufitは一日の水分補給をスマホで管理できる水筒だ。飲んだ水分量をスマホに表示し、健康をサポートしてくれる。このコンセプトを実現するために、OleoApps社がindiegogoで資金調達している。同社はシリコンバレーのインキュベーター、Youwebから出資を受けている。
熱中症予防や美容に水分補給は不可欠であり、特にこどもや高齢者の水分管理に便利そうだ。
手話を音声で翻訳する、ウェアラブルな翻訳デバイス
Smart Sign language interpreterは手話を話す人のためのウェアラブルデバイス。両手首に装着して手話で話すと、その内容を音声で翻訳してくれる。Reddot design awardを受賞している。
手話を母国語とする日本人(18歳以上)は約4万〜5万人だと言われている。Smart Sign language interpreterが実現すれば健聴者と聴覚障がいをもつ人の会話の幅がひろがるだろう。
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