設計体験と3Dプリンタのコラボ、三菱みなとみらい技術館で資源採掘船の体験展示

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三菱みなとみらい技術館は2月23日に体験展示コーナー「トライアルスクエア」をリニューアルオープンした。今回のリニューアルで、3Dプリンタと設計体験を組み合わせるプログラムをキーエンスと共同で導入した。

導入されたのは月面資源採掘船の開発に挑戦するプログラム「スペース・プロジェクト」。参加者は、未来の月面を舞台に資源採掘船を設計して採掘活動を体験でき、3Dプリンタで出力した資源採掘船の立体模型を持ち帰ることができる。

1スペース・プロジェクトは「2020年に月で夢の鉱物が発見された」との設定に基づき、資源採掘船「ドデカトロン」を設計する。12人が同時に参加する「ミッション・ラボ」と、1人で挑戦する「カスタム・ラボ」とで構成されている。

ミッション・ラボでは、未来の設計デバイス「GA-BAN(ガバン)」を使い、12人で力を合わせてドデカトロンを設計。それぞれがエンジンやコックピット、採集ローラーなどのパーツの設計を担当し、1つの機体をつくり上げる。その後、完成したドデカトロンを操縦し、月面での資源採掘をシュミレーション。参加の証として、キーエンス製の3Dプリンタで出力したドデカトロン(量産モデル)を手にすることができる。

カスタム・ラボでは、専用タブレット端末を使い、ミッション・ラボではチームに分かれて設計したドデカトロンの12個のパーツを、すべて1人で設計できる。設計したものは3Dプリンタで出力され、後日参加者に郵送される。カスタム・ラボは1日に36人まで体験可能だ。

いずれも当日先着順予約制で、従来のプログラムで提供してきた乗り物の設計体験にストーリー性が加わったことにより、目標や期限のあるプロジェクトとして楽しむことができるようになっている。

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