腹腔鏡手術ロボット「Da Vinci Xi」でより負担の少ない手術が可能に!

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米 Intuitive Surgical社は、腹腔鏡手術専用ロボット「Da Vinci」シリーズの新型、「Da Vinci Xi」を発表した。

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本シリーズは人が操作するタイプの手術ロボットで、人手による手術に比べ、小さな切開での手術を可能とするため、出血や痛みを軽減することが可能。患者に対してより負担の少ない手術を実現できる。

「Da Vinci Xi」では、EndoWristインストゥルメントと呼ばれるアタッチメントが利用可能な4本のロボットアームを備えている。手術者は、アームに取り付けられたカメラ映像から生成された「CRYSTAL 3DHD」と呼ばれる立体映像を使って、患者の体内の状況を見ながら手術を行う。

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今回発表された新型では、既存のシリーズに比べより小さく、より薄いロボットアームを備えており、患者の傷口が小さくて済む。また手術可能な範囲が広がっており、柔軟な術式に対応できるそうだ。

和歌山県立医科大学によれば、本シリーズは、2012年末時点にて日本でも40台が導入されているとのこと。近い将来、ロボットを使った手術がスタンダードとなる時がくるのかもしれない。

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