
2014年3月に開催された「ジュネーヴ・モーターショー」で、ドイツのエンジニアリングカンパニー EDAG 社は、未来の車のコンセプト「Genesis」を発表した。
同社は3Dプリントを用いて製造することを、「additive manufacturing(累積的製造法)」と呼んでいる。この手法でミニカーなどではなく通常サイズのクルマの部品を製造できると証明することを狙いとしている。3Dプリントの中でも、熱溶解積層法(FDM)を改良した手法を採用している。
「Genesis」は小さな部品を組み合わせて車全体をつくり上げるのではなく、大きくて強いユニボディ構造を一度に3Dプリントで製造することによって、従来よりも少ない手順で製造することを想定している。
以前、オープンソースフレームワークを活用してDIY可能な自動車「OSVehicle」を紹介した。一般での3Dプリンターなどの利用も普及すれば、未来における車の製造の仕方は変化しそうだ。
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