フィンランドのReaktorとSupercellが、世界プログラム選手権「Hello World Open」へのエントリ募集を開始

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

Hello World Open は、バーチャルなレースによる世界プログラム選手権だ。世界中からチームが参加している。フィンランドのクリエイティブ企業 Reaktor とゲーム開発会社の Supercell による主催で、レースを速く勝ち抜くために、参加チームは人工知能をプログラムすることが求められる。できれば、クラッシュ事故は避けたいところだ。[1]

チームは同じ国出身の1〜3名で構成される必要があるが、一人の人物は一つのチームにしか参加できない。

登録申込は昨日19時(日本時間)に開始され、4月7日まで募集中だ。実際にコーディングするのは 4月15日〜29日の間で、地域別の予選は5月に開催される(以下の地図を参照)。6チームが決勝に選ばれ、フィンランド・ヘルシンキに招待される(旅費は主催者負担)。

日本からも多くの人が参加することを期待したいが、そうなるかどうかはよくわからない。[2]

しかし、Reaktor の人々が募集告知の日本語訳を送ってくれたので、それを以下に掲げておく。Finnish Line(ゴールとフィンランドをかけた言葉)で勝ちたい人は、チェックしてサインアップしてほしい。

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ハローワールドオープン : 史上初のコーディング世界選手権への申し込み受付が始まります。

この春は、コード裏に隠れた未来のスーパースターを見い出すチャンスです。ハローワールドオープンでは、史上初のコーディング世界選手権にて、トップコーダー達が自国の名誉をかけて挑みます。

創造力に富んだテクノロジー企業 Reaktor社およびモバイルゲームデベロッパーのSupercell社が企画するハローワールドオープンは、一風変わったコンテキストの中でプログラミング能力に国際的な脚光を当てます。まず、希望に燃える参加者は1~3名のトップコーダーによるチームを作ります。最高の人材がそろったら、各チームの課題はバーチャルカーレース用の人工知能を制作することにあります。申し込み受付は3月31日に始まります。

「コーディングのような掴みにくいコンセプトを簡潔化することによって、コーディングにアピール力を与え、一般の人々も楽しめるレベルに持ってくるのが意図です」と語るのはハローワールドオープンの主催者、Reaktor社の Ville Valtonenです。「我々の狙いはコーディングにおけるセバスチャン・ヴェッテルやジェフ・ゴードン、つまり尊敬に値する国民的スーパーヒーローを作り上げることです。観客の皆さんには自国の競合者に誇りをもち、勝利に向かって彼らを応援していただきたいのです。」

決勝戦は6月5日、フィンランドのヘルシンキにて、ケーブルファクトリーで行われます。当日このイベントの前には、Supercell社が第2回年次ゲーミングサミットを開催します。

しかし、決勝進出チームがヘルシンキまでたどり着く前にはまだ長い道のりがあります。スポーツがいつもそうであるように、これら世界選手権でも観衆が大きな役割を果たします。誰もが何千というトップコーダー達の試合をオンラインで見守るチャンスがあります。

約1万チームが仮想バトルで競い合うことが予想されます。選手権は世界地図を3大地域に分けて行い、各地域で5月に予選が繰り広げられます。

最終的に6チームがヘルシンキでの決勝戦に進出します。決勝進出チームによるヘルシンキまでの渡航費用はすべて支払われます。彼らは自国を代表してその卓越したコーディング能力を披露し、総額1万ユーロという驚くべき賞金を獲得するチャンスを手にします。

申し込み受付は3月31日に始まります。あなたもエキサイトしてみませんか。

ハローワールドオープンの導入スケジュールは以下の通りです :

3月31日 – 申し込み受付開始。競技への参加は無料です。
4月7日 – 申し込み受付終了

オンライン予選ラウンド。試合をフォローするのは次のサイトです。 helloworldopen.com

  • 5月6日 – ハロー地域1
  • 5月7日 – ハロー地域2
  • 5月8日 – ハロー地域3
  • 6月5日 – コーディング世界決勝戦 : 世界で最もタフなコーディングチーム6組がフィンランド、ヘルシンキで出会います。

Reaktor社は2012年に初回フィンランドコーディング選手権を開催しました。目標はポンボット用の人工知能をコーディングし、卓球で他のすべてのチームを打ち負かすことでした。このイベントは大成功でした
– 200以上のチームが競技に関与および参加しました。選手権は24時間で百万人のフィンランド人に達しました – 人口5百万の国でありながら。

詳細は以下にお問い合わせください
Veera Voutilainen
Head of Communications
+358 50 343 8608
[email protected]

Reaktor 社について
Reaktor社は卓越して機能性に優れたサービスを生み出す、創造力に富んだテクノロジー企業です。250名のプロフェッショナルからなるReaktor社のチームは、サービスデザイナー、インタラクションデザイナー、アートディレクター、ソフトウェアアーキテクト、デベロッパー、コーチを擁しています。当社オフィスはフィンランドのヘルシンキ、および東京にあります。当社は世界でベストなソフトウェア会社となるよう日々努めています。Reaktor社に関する詳細は、次をご覧ください。 www.reaktor.fi

Supercell 社について
2010年設立の Supercell社はフィンランドのヘルシンキに本社を置くモバイルゲーム開発会社で、サンフランシスコ、東京、およびソウルにオフィスを持ちます。Supercell社のゲーム、クラッシュオブクランおよびヘイデイは iOS および Android デバイスでどうぞ。新作タイトル Boom Beach が間もなくiOS でリリース。Supercell 社に関する詳細は次をご覧ください。 www.supercell.com


  1. 以前、私もクラッシュ事故を起こしたことがある。 
  2. THE BRIDGE 以外にも英語のニュースサイトを定期的に訪問していなければ、日本のプログラマがこのイベントのことを知る機会はあまりないのかもしれない。  ↩

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