写真のピントを後から調整できるデジカメ「Lytro」、ハイスペックな後継モデル「Lytro Illum」が登場


Lytroは、撮影した写真のピントを後から調整できるデジタルカメラ「Lytro」の後継モデル「Lytro Illum」を発表した。すでに予約を受け付けており、予約価格は1499ドル。

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初代モデルがトイカメラ的な外観とスペックだったのに対し、Lytro Illumはデジタルカメラとして十分な機能を搭載したのが特徴。デザインも直方体でカメラには見えないデザインだった初代モデルに比べ、ミラーレス一眼を思わせるデジタルカメラらしいデザインを採用した。

初代モデルのLytro
初代モデルのLytro

スペック面では前モデルの11メガレイに比べて4倍近い40メガレイのセンサーを搭載。「メガレイ」はLytro独自のセンサー単位であり、レンズとセンサーの間に多数のマイクロレンズを挟みこむことで、光線(ray)の向きも記録、ピントを後から合わせることが可能だという。

レンズは35mm判換算30-250mm相当の光学8倍ズームレンズを搭載、開放F値はF2。背面には4インチ480×800解像度で80度まで可変するディスプレイを備える。

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バッテリーはリチウムイオンで、充電器またはUSB経由での充電に対応する。記録メディアはSDカードで、本体サイズは86×145×166mm、重量は940g。

LytroのWebサイトで公開されているサンプル画像では、後からピントを合わせるという体験をブラウザ上で行なえる。マウスでクリックした位置にピントが合わせられるほか、ドラッグすることで視点を変えることも可能。下部の矢印で他の写真を体験することもできる。

出荷は7~8月の予定で、予約は米国のほかEU、カナダ、シンガポール、香港、オーストラリア、スイス、ニュージーランドで可能。なお、予約の際には保証金として事前に250ドルの支払いが必要になる。製品のスペック詳細は同社サイトのFAQで確認可能だ。

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