曇りの日に効率を高めるソーラーパネル、英国立物理学研究所が開発

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建物の屋根などに設置され発電するソーラパネル。太陽光から電力を生み出す装置であるが、晴れの日の方がよりよく発電できる、と思うのが通常だろう。

イギリス国立物理学研究所は、画期的なソーラーパネルの開発に成功したと発表した。このソーラーパネル、なんと、晴れの日よりも曇りの日の方が効率よく発電できる、というのだ。

具体的な技術は明らかにされていないが、同研究所によれば太陽光発電において一般的に使われる半導体ではなく、研究所が開発した新素材を採用することで、直射日光では従来品と比べて10%の発電効率向上が見られたのに対し、曇りの場合は13%の向上が見込めたとしている。

また、このパネルに使われる新素材は、任意の色・形状にて3Dプリンターで生成することができるという点でも画期的である。軽量で設置も簡単、設置場所に合わせてカスタマイズもしやすいという。

この技術はまだ研究段階ではあるものの、将来的には衣服やバッグの素材として用いることで、衣服を暖めたり携帯電話やノートPCを充電したりという使い方も想定されている。また、非常に薄く軽い特性であるため、屋根の取り付けにも大幅な回収の必要なく、見た目にも設置がほぼわからないという。



現在は、従来のシリコン太陽電池パネルの約半分の電力しか生み出すことができないが、開発チームによれば、数年以内には改良され、5年以内には実用化されて広く使われるようになるだろうという。

非常に興味深い技術だが、曇りよりも晴れが多い地域ではその効果を発揮することはできない。本技術が開発されたイギリスは曇りや雨が続く天候でで知られており、イギリスのような地域においては大いに力を発揮する技術となるかもしれない。

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