
スクランブルエッグ、親子丼、茶碗蒸し…これら卵料理に共通するのは、前もって白身と黄身をボールでよく混ぜておかなければならないということだろう。
Kickstarterで早々に目標額を達成し、注目を集めるガジェット「Golden Goose」は、そんな卵料理の手間を軽減する、とてもシンプルなガジェットだ。すでに早期支援の18ドルは受付を終了しており、現在は1個24ドルで支援できる。
その仕組みはとても単純で、ガジェットの中に殻のまま卵を入れ、両端についている紐を引っ張るだけ。それによりガジェット本体が激しく回転し、遠心力によって卵を割らずにしてかき混ぜることが可能になっている。
割る前に混ぜることができればボールも不要だし、混ぜるためのフォークや箸も不要で、洗いものが減る。白身と黄身のまざっているユニークなゆで卵も容易に作ることができるだろう。
完全にかきまざるまでの時間も15秒と短く、時間のない朝食づくりの現場でも大活躍しそうだ。
同ガジェットはシンプルがゆえに奥深いようで、Kickstarter上では、完成形に至るまでの膨大なデザインや、3Dプリンタで作成された試作品が公開されている。最終的な完成品では、がっちりと卵をつかむケース部分や、耐摩耗性に優れた紐、食器洗い機での洗浄に耐えるポリプロピレンの本体など、実用性と完成度の高さがうかがえるのも特徴だろう。
思えば子供の頃、こんな形の手作り玩具で遊んでいたことがある。あのおもちゃの仕組みが、こんなことに生かせるとは驚きだ。
ちなみにアタッチメントを導入することでより小さなウズラの卵にも対応可能と、細かいところにも気が利いている。スタンダードな調理器具として、調理の世界で重宝される可能性もありそうだ。
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