家電のスペアパーツをメーカーに代わって3Dプリントで制作するサービス「Kazzata」

SHARE:


20140528_kazzta01

自宅の家電製品のちょっとしたパーツが壊れたり無くなったりして、メーカーに問い合わせてみても在庫が無い……。

そんなスペアパーツが手に入らない消費者、そしてスペアパーツの在庫を持てないメーカーの悩みを解決するのが「Kazzata」だ。スペアパーツという部分に焦点を当てることで、メーカー、デザイナー、消費者を対象に3Dプリントサービスを展開している。

「Kazzata」が提供するサービスの方向性は主に2種類で、ひとつがメーカーとデザイナーを結びつけるというもの。

自社製品のスペアパーツを3Dデータ化したいメーカーと、3Dデザインができるデザイナーをマッチングさせ、様々な既存製品(家電製品やおもちゃ、スポーツ用品など)のスペアパーツを3Dデータ化してアーカイブさせることができる。

20140528_kazzta02

ふたつ目は消費者向けに必要なスペアパーツを3Dプリントして届けてくれるというもの。

例えば自宅にある簡単なパーツを写真撮影してKazzataに送付するだけで、3Dデータ化され、3Dプリントされ、家まで届く。またデータでの納品にも対応しているため、DMM.comといった3Dプリントサービスを利用することも可能だ。消費者はスペアパーツを探したり、メーカーに問い合わせる面倒な手続きを省ける。

サービスはまだスタートしたばかりで登録されている3Dパーツはまだまだ少ないが、メーカーとデザイナーを結びつけ、世界中のスペアパーツのニーズにこたえるという新しい仕組みに期待したい。

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録