
スペインのスタートアップが、高精細な光造形型(DLP)3Dプリンタ「Stalactite 102」を開発中だ。クラウドファンディングサイトのIndiegogoで支援を募集している。目標額は5万ユーロで、現在までに約4万ユーロを調達。小売価格は2,895ユーロを予定している。
「Stalactite 102」は手頃な価格で、かつ要求の厳しい基準を満たすように設計されたとのこと。最小積層ピッチが25μm(0.025mm)、X-Y軸方向の解像度はノーマルモードで100μm(0.1mm)、ファインモードで50μm(0.05mm)、ビルドエリアは102mm x 76.8mm x 180mmとなっている。
使用する樹脂も自社で開発しており、現在のところ4種類提供されるとのこと。「STANDARD」はエントリレベルの樹脂で一般的な3Dプリントにふさわしく、「PROTOTYPING」はABSやナイロン樹脂に似た特性を持っている。「ELASTIC」は弾力性と柔軟性のある樹脂で、「WAXY」はインベストメント鋳造ワックスに似た特性を持ち宝石細工やミニチュアフィギュアの制作に適しているという。
プロジェクトが成功した場合、早期購入者向けには2014年8月の発送を予定している。現在行われているキャンペーンでは「Stalactite 102」1台と樹脂500グラムのセットで2,295ユーロで入手可能となる見込み。
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