CEO を務める Song Xiaofei(宋啸飛)氏によれば、「黒猫と魔法使いのウィズ」を中国市場向けにローカライズするにあたっては、中国ユーザが楽しみやすいように、独自の問題を数万問作成したのだそうだ。中国の通信環境を考慮し、日本のオリジナル版よりもサーバとの通信を減らし、課金方式やボーナス加点などをチューニングしたところ、ユーザのリテンション・レートが2倍以上に向上したという。
Moyogame では、gumiのシンガポール法人 gumi Asia の「幻獣姫 〜Monster Princess〜」の中国向けローカリゼーションなど、これまでにもいくつかの日本のゲームタイトルを手がけてきたが、今後、この流れを加速させたい意向で、日本の有名ゲームタイトルをのローカライズは今後5〜8タイトルが予定しており、その版権獲得の費用捻出のため年内にCラウンドの資金を調達、2015年の後半にIPOを目指している。
モバイル限定でまもなく日本上陸、台湾発のハンドメイド品マーケットプレイス「Pinkoi」
台湾発の「Pinkoi」は、Yahoo USA で Yahoo Answers などのプロダクト・マネージャーを務めていた、Peter Yen(顏君庭)氏らが2011年末にローンチしたハンドメイド品マーケットプレイスだ。(関連記事)
サンブリッジ グローバルベンチャーズが、定期的に開催してきたスタートアップのピッチイベント「Innovation Weekend」については THE BRIDGE でも取り上げて来た。同社は、東京のほか、拠点のある大阪やシリコンバレーを中心に活動してきたので、Innovation Weekend では、これらの地域のスタートアップが披露されることが多かった。 同社は今年から趣向を変え、国内に加え海…
サンブリッジ グローバルベンチャーズが、定期的に開催してきたスタートアップのピッチイベント「Innovation Weekend」については THE BRIDGE でも取り上げて来た。同社は、東京のほか、拠点のある大阪やシリコンバレーを中心に活動してきたので、Innovation Weekend では、これらの地域のスタートアップが披露されることが多かった。
同社は今年から趣向を変え、国内に加え海外からのスタートアップ招聘にも注力するようで、東京に加え、シンガポール、ロンドン、ボストンで地域別予選を行い、年末に東京で行われる Innovation Weekend Grand Finale 2014(昨年の様子はこちら)には、各地域の優秀表彰スタートアップを招く計画だ。
9日、シンガポール中心部にある Microsoft Singapore オフィスの講堂を会場に、このワールドツアーの第一回目となるシンガポール予選が行われ、このイベントに集まった聴衆の投票結果により、東京のスタートアップ StudyPact が予選優勝者に選ばれた。StudyPact は Open Network Lab のインキュベーション・プログラム第8期を卒業したスタートアップで、ユーザが学習目標を設定し、その達成にお金を賭けることができるようなサービスだ。より効果的な学習プラットフォームとするため、Duolingo、Anki、Memrise、Coursera、Edx などの他の教育プラットフォームやサービスと提携している。
このイベントは、Startup Asia Singapore 2014 の翌日に開催されたということもあり、そちらに参加していた起業家やスタートアップの顔ぶれも多く見られた。彼らの多くは日本市場への進出に興味があるものの、言葉や文化の違いのため、具体的にどうアプローチしてよいかわからない、という悩みを抱えているようだ。残念ながらこれらの問題を解決する特効薬は存在しないが、Innovation Weekend のようなイベントや THE BRIDGE の英語版などが、彼らが日本市場を理解する上で一助となることを願ってやまない。