半年足らずで215ヶ国以上のユーザーに使われる「Storehouse」がシリーズAの資金調達を発表

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今年2月にリリースされた、ビジュアルストーリーテリングのiPadアプリ「Storehouse」。リリースからわずか数ヶ月で、215ヶ国のユーザーが利用する。

そんな同社が、米国時間の5月22日、Sherpa Ventures率いるシリーズAで700万ドルの資金調達を行ったことを明かした。シードに参加したTrue Ventures、Lerer Ventures、Designer Fundなども引き続き出資している。

Storehouseのローンチ時に書いた記事は、THE BRIDGEで5,076と高スコアを獲得。特にPocketのブックマーク数が約5,000件集まるなど注目された。

同社のCEOは、Frog、Adobe、さらにはAppleなどでデザインの責任者やエバンジェリストを務めてきたMark Kawano氏。共同ファウンダーのTimothy Donnelly氏もまた、史上初となるiPad特化型ニュースアプリ「The Daily」のデザイナー出身だ。

Storehouseは、写真、動画、テキストなどを使って、美しく、ビジュアルに優れたインタラクティブな自分だけのストーリーを投稿できるアプリだ。また、世界中のユーザーが投稿した物語に出会うこともできる。

使い方に制約がないStorehouseは、ファッションブランドが活用していたり、著名なプロ写真家(美しすぎる!)、また学生や教育現場に至るまで幅広く活用されているという。Storehouse立ち上げの背景や、サービスコンセプトなどについては以前の記事をご覧いただきたい。

kawano-Storehouse今回のシリーズAの資金調達に際して、CEOのMarkにいくつか質問してみた。以下、Q&A形式でご紹介する。

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ー215ヶ国にまたぐユーザーのうち、トップ5はどの国か教えてください。
トップ5は、アメリカ、中国、イギリス、ロシア、そしてカナダが次いでいる。

ーユーザーやサービスの使われ方において面白い発見はあった?
今年1月にリリースしてから、瞬く間にいろんなタイプのユーザーが使ってくれて驚いたよ。みんなから寄せられるポジティブなフィードバックに興奮が冷めない。Storehouseのコミュニティのみんなには、常にたくさんのことを学んでいる。

Storehouseを作って良かったと思う理由の一つは、本当に幅広いジャンルで使われていること。レシピから家族の大事な瞬間、プロによるフォトジャーナリズムまで本当に素晴らしい。

ーみんなは写真だけではなく、動画も活用してくれている?
動画はぜひ使ってほしいと思っていて、実際、既に多くの人が活用しているよ。きっとこれまでは誰かのスマホやPCに眠っていた素敵な動画が共有されているんだ。写真と動画をシームレスに一つの物語している例が、京都の嵐山を題材にしたストーリーだよ。

ーStorehouseが教育のシーンでも使われていると聞いて意外でした。
僕たちにとっても意外な発見だった。学生や幼い子どもたちが、Storehouseを授業などで使っているようなんだ。クラスや授業の様子なんかを伝えるためにも活用されていたり。地理から歴史の授業まで、さまざまなストーリーが作成されている。

ー最近アプリに加えた変更や機能追加はある?
最近追加したのは、ストーリーへのコメント追加機能だね。コミュニティからもすごい反響だ。また、作ったストーリーのプレビューをウェブページに埋め込める機能も追加した。例えば、NYLONマガジンみたいな感じに。また、アプリ内からFacebookやTwitterの友達を見つけられるようなソーシャルな要素も加えているよ。

ーStorehouseの日本のユーザーについて何か教えてくれる?
活発な日本人ユーザーのコミュニティがあるよ。日本でもっと広まるように、今後ローカライズすることを楽しみにしている。お宮参りや、自然温泉、また日本のアーティストなんかをフィーチャーしたストーリーなんかが投稿されているね。

また、日本という場所は、Storehouseのユーザーが物語の題材に選ぶ最も人気な場所の一つなんだ。サウジアラビアのユーザー、サンフランシスコを拠点に活動するアーティスト、またスウェーデンのプロ写真家まで、日本をテーマにストーリーを投稿しているよ。先月、日本にまつわる最も人気なストーリーをStorehouseのブログで紹介しているから、ぜひ見てみてほしい。

ー今回の資金調達でチームを強化していくと聞いたけれど、メンバーは増えた?
今は10人のフルタイムメンバーで構成されている。数週間以内に新しいメンバーも参加する予定だ。サンフランシスコのチームに参加してくれるエンジニアやデザイナーを募集しているよ。
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共同ファウンダーが2人ともデザイナーという「Storehouse」。前回のインタビューで、アプリを手掛けるデザイナーへのアドバイスを聞いたところ、「フォーカスすること」だと一言で答えてくれたMark。作り手はそのコンセプトや思想に忠実にフォーカスし、使い方は使い手に委ねる。

リリースからわずか数ヶ月で既にあらゆるポテンシャルを感じさせてくれるStorehouseのこれからの進化に期待したい。

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