投資家の回答に隠された「キミの事業に投資をしたくない」理由【ピックアップ】

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Image by Flickr

<ピックアップ記事> Why Won’t Anyone Give Me Money?

あなたの事業にはどうして資金が集まらないのでしょうか?

国内でもここ数年、比較的若いステージに投資する機関も成長しており、East Venturesサイバーエージェント・ベンチャーズインキュベイトファンドの投資先リスト(各リンク先)をみても、その数や内容は幅広く、「なぜ彼らは投資を受けられて自分はダメだったのか」分からない起業家の方もいらっしゃると思います。

Bryan Stolle氏は元起業家で、現在はMohr Davidow Venturesのゼネラルパートナーを務める人物です。彼がRe/codeにまとめている「なぜ誰も私に投資しないのか?」という記事がヒントに溢れていましたのでこちらにピックアップいたします。

投資しない理由というのはすでに多くの情報が出ていますが、こちらの記事でも「マーケットサイズが限定的」とか「プロダクトが貧弱」、「起業家のエバンジェリストとしての力量不足」「バリュエーションが高すぎる、もしくは次期ラウンドに備えて大きな瑕疵がある」などなど、あるあるの理由が並んでいます。

面白かったのはその点ではなく、投資家に出資依頼をした際にもらえるフィードバックには「暗号が含まれている」としている点です。つまり、もらえる回答には意味があって、それがキミの事業に投資しない理由だからそれを改善しなよ、というわけですね。

例えば「その事業にはあなたが仰る金額よりももっと資金が必要ですよ」という回答ははぐらかしで、その市場が十分に大きいということを説明できていない(だからもっと資金がいるかもしれない)ことを指摘されていると理解すべき、といった具合です。

ある国内の投資家が「投資家っていうのは絶対に人の悪いことは言わないものなんだ。だって、いつか機会あるかもしれないでしょ。だからその時じゃない場合は丁寧に『検討しておきます』って回答するんだよ」と教えてくれたことがありました。逆にこれだと思った場合はすぐにタームシートを出して逃がさないというのも付け加えてましたが。

心当たりのある方はぜひ元記事をご一読ください。

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via Re/code

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