95%が海外ユーザー、BrainWarsがリリース約2カ月で40万DL達成、米AppStoreで総合ランキング上位も獲得

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トランスリミットは7月28日、リアルタイムの対戦型脳トレゲーム「Brain Wars」のダウンロード数が40万件を突破したことを発表した。iOS版を公開した5月14日から約2.5カ月での達成となる。また、これに合わせてAppleが提供する米国のAppStoreで総合ランキング3位(7月27日の15時時点)を獲得、海外ユーザー比率が95%になっていることも公開している。

Brain Warsは15秒間に繰り広げられる「脳トレ」ゲームアプリ。言葉が不要なカジュアルゲームのため、国を気にせず海外ユーザーとの対戦を楽しめる、という狙いがそのまま数字に現れたと言えるだろう。現在対応している言語は日本語、英語、スペイン語の3カ国だが、近日中に中国語および韓国語を含んだバージョンを公開する予定だという。また、夏頃にリリースとされていたAndroid版についても8月中の予定となっている。

<参考記事> 公開20日で約2万ダウンロード達成、20万対戦を突破した「Brain Wars」

トランスリミット代表取締役の高場大樹氏によれば、今回の躍進は米国のAppStoreをはじめ、世界中のAppStoreでベスト新着ゲームに選ばれたことが大きかったのだという。

BrainWarsは「言語や知識、文化に依存しない非言語的なゲーム設計・デザインで世界中へ向けて提供する」というコンセプトで開発してきました。言語はスムーズに進める上で最低限必要なガイドのみにして、コンテンツ自体は世界共通の認識でできるものを非常に意識しています。実はトレーニングに「後だしじゃんけん」というミニゲームがあるのですが、「じゃんけん」が世界共通ではないということに後で気付いたので、トレーニングのみの機能に留めています。

少しジャンルは違うが世界を見渡した際、大きく爆発した事例として一言メッセージングの「Yo」がある。著名なブロガーに取り上げられたなどの経緯はもちろんあるが、それ以上に世界で使う上で障壁になる「言語」や「ローカル文化」に捕われない作りが重要であることを改めて教えてくれる。高場氏もこう続ける。

日本向けにサービスを開発していたら今回のようなミラクルは起きなかったでしょう。今回の出来事は開発段階からある程度狙っていた面があるので、計画通りハマったという感覚です。

学生時代から海外が好きで、バックパッカーをやってみたり、就職したサイバーエージェントのグループ企業ではアメーバピグの海外版、Ameba Picoに携わったりと、グローバルでの展開を常に意識しているという高場氏。事業開始半年足らずで手にしたこの勢いをさらに拡大できるか。

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