手持ちの3Dプリンターに取り付け、様々な素材を出力可能にする「Discov3ry Extruder」

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Discov3ry Extruder
現在、普及している3Dプリンターは、PLAやABS樹脂などのいわゆるプラスチックを溶かして出力するFDMタイプのものだ。このFDMタイプの3Dプリンターに取り付けて、シリコンやポリウレタンなどのやわらかい素材の出力を可能にするデバイスが開発されている。それが、Structur3D Printingが開発する、「Discov3ry Extruder」だ。

Discov3ry Extruderは、ペースト化できるものであれば大抵のものを素材として扱うことができる。

Discov3ry Extruder
ポリウレタン、ラテックス、シリコン、木材用パテなどの他、アイシングシュガー、チョコレートペーストなどの食品も利用できるという。

Discov3ry Extruder

チョコレートを出力する様子。データから成型するので複雑なデコレーションが可能。

Discov3ry Extruder
出力用の素材は、注射器型のカートリッジを取り替えて供給するしくみで、シリコンを出力後にアイシングシュガーのような食品を出力するのも安全にできると説明している。

Discov3ry Extruder
手持ちの3Dプリンターの取り付けについては、ヘッドの部分にDiscov3ry Extruderのノズルを載せ、電気系統をつなぎ変えた後に、パラメーターをセットして完了となる。その様子は同社のブログにて動画でも公開されている。
対応機種だが、基本的にFDMタイプであれば、ほぼすべての3Dプリンターに取り付け可能なようだ。

現在、Kickstarterで出資を募集しており、目標金額の30,000カナダドルをすでに達成済み。249ドル以上の出資で、Discov3ry extruderを手に入れることができる。発送は、2014年10月頃が予定されている。

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