
3D Systemsが、使用済みペットボトルを再生したフィラメントをつかって出力できる3Dプリンター「EKOCYCLE Cube」を発表した。
製品名に冠された「EKOCYCLE」というのは、飲料メーカーのコカ・コーラ社とラッパーのウィル・アイ・アム氏が立ち上げた、リサイクルを啓蒙していくプロジェクト。
このプロジェクトには、Beats、リーバイス、アディダスなど様々なパートナーが参加しており、3D Systemsもそのパートナーの中の1社。プロジェクト名が「ECO」ではなく「EKO」なのは「COKE」をひっくり返した「EKOC」に由来するそうだ。
EKOCYCLE Cubeは、そのEKOCYCLEの一環となる製品で、3Dプリントに使う専用のカートリッジは、原料の25%に再生されたペットボトルが使われている。これは568mlのペットボトル約3本分にあたり、提供されるカートリッジのラインナップは、赤、黒、白、ナチュラルの4色が用意される予定だという。
本体上部にタッチパネルを備えるほか、「Cubify」のアプリ(iOS/Android)から操作をすることが可能。最大印刷容量は152×152×152mm、最小積層ピッチは70μmと高解像度での出力も実現している。
公表されているスペックと外観のデザインをみる限りは、すでに同社が販売中の3Dプリンター「Cube」の別バージョンなのかもしれませんが、カートリッジの互換性等は不明だ。
3D Systems Cube
EKOCYCLE Cubeには、同社のチーフ・クリエイティブ・オフィサーでもある、ウィル・アイ・アム氏がセレクトした25種類のアクセサリ等の3Dデータが付属し、手元に到着したらすぐに3Dプリントを楽しむことができるという。価格は1199ドル、2014年下半期の発売が予定されている。
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