100万ダウンロード超の目覚ましアプリから、自撮りアプリ「React」でアジアのコミュニケーション市場に挑戦

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6月28日に日本に上陸した自撮りインスタントメッセンジャーの「React」。数ヶ月前に東南アジアでベータ版をリリースし、各国で人気を集めています。

そんなReactが次なるターゲット国に選んだのが日本です。同社の共同ファウンダーであるPedro Wunderlichさんにお話を伺いました。Q&A形式でお届けします。

100万ダウンロード超えの目覚ましアプリからコミュニケーション市場へ

ー2人の共同ファウンダーについて教えてください。

共同ファウンダーのAndres CanellaはReactの技術責任者だ。僕はプロダクトマネージャーの役割を担っている。Reactをつくる前は、「Wake N Shake Alarm Clock」というアプリを一緒に開発した。このアプリは日本でも人気で、100万ダウンロードを超えているよ。

その前は、それぞれクリエイティブな業界で仕事をしていた。Andresは映画業界でコンピューター グラフィック アニメーションの仕事を。僕は広告とデザインをつくっていた。2人で組めば、奇抜な方法で既存マーケットにイノベーションが起こせると思ったんだ。

ーチームの拠点はどこですか?

僕は今はグアテマラで活動していて、Andresはマイアミを拠点にしている。あまり一ヶ所に留まらない質なんだ。クリエイティブであり続けるために柔軟でいるように心がけている。でも近い将来、Reactが僕らを必要とする場所に引っ越すと思う。それは日本かもしれないね!

全ユーザーの70%はインドネシアから

ーReactへの反響について教えてください。

アプリをリリースして数日後には、インドネシアのAppStoreで1位を獲得した。Reactの全ユーザーの70%はインドネシア出身なんだ。マレーシアやフィリピンでも、現地のセレブがReactを使った写真をInstagramに投稿してくれることで人気が出た。アプリのリテンションもいい感じだ。10万米ドルのエンジェル投資も受けることが出来た。

ー日本を次のターゲットに選んだ理由は?

いろいろ調べた結果、ベータ版の次のターゲット市場を日本に決めたよ。日本のiOS市場が大きいこと、またカルチャーも素晴らしい。ビジュアル的にも飛び抜けて素晴らしいし、テックサビーなユーザーも多い。そして何よりソーシャルだ。

コミュニケーション分野の研究者の中には、セルフィー(自撮り)という行為そのものが日本で発祥したものだと考える人がいることもわかった。日本人は自撮りへの抵抗が少なくて、その行為を心地よく感じているように思う。Reactが開花するために最適な市場だと感じたんだ。

目指すは、より伝わる“非言語”のメッセージング

ーReactというサービスを立ち上げようと思った理由は?

目覚ましアプリのWake N Shakeの次は、大きな市場を相手にするアイディアで勝負しようと決めた。メッセージングの市場規模は最大級だ。既存のメッセージングが抱える課題は、ボディランゲージや表情が欠けていること。本来、非言語の部分こそ、僕たちのコミュニケーションで重要な要素だからね。

ーReactの最大の特徴は?

Reactを使えば、ユーザーはリアルな生活と同じように自分のパーソナリティを共有してチャットすることができる。まるで対面で話しているかのように。既存のメッセージアプリには例のない、深いレベルのつながりが生まれるんだ。それこそ、絵文字やスタンプなんかを使わなくても、自分の感情や思いが伝わるように出来ている。

離れている人と、あえて動画ではなく「React」で

ーReactの具体的な機能について教えてください。

送るメッセージごとに自分の表情を添えられるようにすることで、微妙なニュアンスや気持ちが伝わる。メッセージを送る際に自動的に顔写真が撮られるんだ。

また「Reactions」という機能を使えば、表情ひとつでさくっと返事ができる。フロントカメラとバックカメラを合わせた「DoubleTake」なら、自分が見ている光景とその時の自分の表情をひとつの写真として送ることもできるよ。

ーReactはどんな風に使われていますか?

ただ、ふざけたり遊んだりするだけですごく楽しいという声が多いね。また、Reactを使って遠く離れた友人や家族と連絡を取り合っているユーザーも大勢いる。

顔を見て会話をする手段には動画があるけれど、Reactは同じことをより気軽にできる。カップルも、日中のコミュニケーションツールとして使ってくれているよ。

「楽しさ」を全面に

ーReactをデザインする上で気をつけていることを教えてください。

ユーザー中心のエクスペリエンスを提供する上で、僕たちは3つのことを大切にしている。

  1. 素晴らしいユーザーエクスペリエンスを設計すること
  2. 目に付く、プロダクトそのものが自らを宣伝するようなものを設計すること
  3. “パーソナリティ”(人格)を持ち、プロダクトの象徴となる感情(楽しさ、真面目さなど)を一目で伝えること

Reactの場合、この3つ目の象徴的な感情は「楽しさ」だ。楽しい!楽しそう!という感じを伝えるために、テーマ色ひとつをとっても何百種のオレンジ色の中から選んでいる。

プロダクトの全ての要素(アイコン、レイアウト、タップする対象の大きさ)において、楽しさが伝わるプロダクトを心がけているよ。

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