テラモーターズが、一度の充電で150km走れる業務用電動バイク「BIZMOⅡ」を4,000ドルで発売

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東京を拠点に環境にやさしい電動スクーターの開発に特化するテラモーターズは、明日から(原文掲載日:6月30日)、一度の充電で150km走れる業務用バイクを発売する。同社によれば、現行モデルの3倍の距離が距離が走れることになるそうだ。

BIZMO II と名付けられたこの電動バイクは、前後のカゴに30kgまでの荷物を積むことができるため、さまざまな用途に適している。同社の創業者兼CEOの徳重徹氏は、次のようにコメントしている。

従来の電動バイクは、そのバッテリ容量の不足から、短距離移動用のソリューションとして考えられていた。Bizmo II は業務用として、世界で初めてニーズを満たした電動バイクだ。

テラモーターズによれば、BIZMO II の運用コストは、ガソリンで走る電動バイクの10分の1以下だという。ホイールに装着されたモーターが、減速時には発電しバッテリに充電する。ガソリンコストや二酸化炭素の排出を抑えるだけでなく、静かな住宅街では迷惑になるバイク騒音を、静動モーターによって驚くほど抑えることにも成功した。

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BIZMO II には、高速、通常、省電力の3つの運転モードがある。高速モードでは時速55kmで走行可能だ。カゴの無い状態で重さは85kg、14度の勾配まで上ることが可能だ。BIZMO II のフレームは、荷物をフルに積んだ状態でも強度が維持できるよう補強鋼でできており、後部のカゴは重心をとりやすいように低めに配置されている。

多くの電動バイクでは、一度の充電で約40〜50km走行可能な 48V 20Ah(960Wh)のバッテリを使っているのに対し、BIZMO II は着脱可能な 72V 44Ah(3168Wh)の電源を使用している。バッテリ容量は従来の典型的なバイクの3倍以上となった。

テラモーターズの広報責任者の大橋哲也氏は Tech in Asia に対し、BIZMO II は開発に4年間を要し、一台あたりのコストは約4,000ドルになるだろうと語った。国外での小売価格は、それぞれの地域の販売会社によって変わってくるとのことだ。

同社は今年5月、みずほキャピタルをリードインベスターとして、Fenox Venture Capital、新生銀行、SMBCベンチャーキャピタル、アイザワ証券から1,000万ドルを調達している。これまでに開発した電動バイクが東南アジアを主要市場としているのに対し、BIZMO II は日本でのみデビューする。

2010年に設立されたテラモーターズは、なるべく早い段階で世界展開し、2015年までに世界で10万台を販売したいとしている。同社はベトナムとフィリピンの海外代理店を持ち、日本の成長するスタートアップ・エコシステムの象徴的存在だ。特筆すべき投資家として、ソニー元社長の出井伸之氏、グーグル日本法人元社長の辻野晃一郎氏、アップル・ジャパン元社長の山本賢治氏らが名前を連ねている。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】