猫の顔認識機能を備え、健康管理のできるスマート給餌器「Bistro」

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猫の飼い主にとって、不在中の飼い猫の行動は大変に気になるものだ。特に多頭飼いであったり、数日の旅行中であったりすると、きちんとエサは食べているのか…や、健康に過ごしているのか…などが気になって旅行に集中できないこともあるだろう。

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そんなこよなく猫を愛する飼い主にとって、42ARK社の「Bistro」がひとつの答えになるかも知れない。本機は、猫の健康管理のために(猫専用の)顔認識を用いるという、なかなかユニークな仕組みをもっている。

これにより、たとえ多頭飼いであっても正しくそれぞれの状況を把握することができるようになっているのだ。

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本機を導入することで教授できる大きなメリットは3つある。ひとつは、愛猫の健康管理が数値でできることだ。Bistroには体重計やエサや水の摂取量を計るセンサーがついており、猫が急激に体重を増減させたり、突然水を多く飲むようになったりしたことが全て記録される。

データはWi-Fiからクラウドを通じてスマートフォンに送られ、グラフで可視化される。何か気になる変化があれば、すぐに気がつくことができるだろう。

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2つめは、愛猫の体重管理ができるということだ。アプリには主要なキャットフードとその成分が登録されており、日々の猫の体重や飲食状況から、最適なキャットフードのレコメンドを行ってくれる。もちろん1匹だけで飼っている場合には餌の量も調整することが可能だ。

残念ながら多頭飼いの時は他の猫の餌を食べてしまう可能性があるため、正確な調整はできないのだが、それでも顔認証と体重計により、どの猫がどれだけ食べ、どれだけ体重を増やしてしまったかをすぐに把握することができる。これは多頭飼いの飼い主にとって大変に便利な機能であるように思える。

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3つめは、スマートフォンを通じて常に猫の状態に接続できるということだ。スマートフォンのアプリでは、愛猫の健康管理だけでなく、Bsitroからのストリーミング動画を受け取ることも出来る。これにより、いまどの猫が餌を食べているのか、元気そうなのか、といったことを、動画でチェックすることが可能である。

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42ARK創業者のMu-Chi氏は、愛猫の食生活の変化に気がつけず、結果としてその猫が後ろ足を失うことになってしまったという、悔しい思から本機を開発したという。

この猫好きが全身全霊を込めて開発したBistro、Indiegogoではすでに目標額の175%を達成しており、愛猫家の熱い注目を集めているようだ。手に入れるには159ドルと、アメリカ・香港以外への発送費用40ドルが必要だが、猫の健康を守るためであれば安いモノかもしれない。

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