色覚的バリアフリーを目指して、IROYAが“触ると色がわかる”商品タグ「いろポチ」を採用

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Iropochi-IROYA

「色から、モノを好きになる。」をコンセプトに運営するIROYAが新たなコラボレーションを発表しました。9月末から10月上旬を目処に、IROYAの商品につけられるのが「いろポチ」という商品タグ。全盲視覚障がい者がタグの表面にある膨らみに触れると、それが添付された商材の色を識別できるというプロダクトです。

色の世界をみんなのものにし、視覚障がい者の洋服選びをもっと快適したい。そんな想いのもと開発されたいろポチは、産業技術総合研究所の佐川賢工学博士が、日本女子大学被服科研究室と社会福祉法人・日本点字図書館の協力のもと研究開発しました。それを服飾資材の企画・製造を手掛けるフクイが形にしたものです。

さわって色が分かる「いろポチ」の導入は、アパレル事業者としてはIROYAが初めて。IROYA代表の大野さんはこう話します。

「いろポチの思想や機能がIROYAのコンセプトと合致することを受け、当社が扱う商材に添付するタグとしての採用を決めました。開始時点ではリユース商材などに限って活用し、その後、数年間で6割以上の商材に活用していく予定です」

また、IROYAでいろポチを添付して販売した商材の売上げの一部は、同社が指定する団体に寄付されます。日本全国に約100万人いる全盲視覚障がい者の方にファッションを楽しんでもらうため、今後もいろポチの普及やオンラインショップにおける全盲視覚障がい者のためのバリアフリーに取り組んでいく予定です。

 

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