金属の3Dプリントの低コスト化に挑む「MatterFab」

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MatterFab
米GE、約200億円で3Dプリントを用いた大規模製造工場をインドに設立するなど、金属部品の製造に3Dプリントを導入して製造コストを下げる、という動きがある。しかし、金属用の3Dプリンターは高額なため、中小企業にとっては導入の障壁が高い。

そんな中、MatterFabというスタートアップが、中小企業が手頃な価格で導入できる、金属向け3Dプリンターを開発中だ。

MatterFabの3Dプリンターは、金属の粉末で作った薄い層を強力なレーザーで融解して生成する方式。

MatterFab
金属のオブジェクトをきわめて高い精度でプリントすることができるという。

販売価格は正確な金額は発表されていないが、従来の金属向け3Dプリンターと比べると1桁安い価格で提供できるそうだ。これが現在販売されている数百万ドルの金属の3Dプリンターと同じ品質を持っているというから、実際に提供された場合のインパクトは大きいのではないだろうか。

現在はまだプロトタイプの段階で、来年2015年の初頭には完成製品を発売したい、と考えているという。

TechCrunchで公開されている同社のCEO Matt Burris氏のインタビュー動画にて、そのプロトタイプの様子や取り組みを確認することができる。

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