ヨーロッパを中心に、3Dプリンタを使った「Printed Nest」というユニークなプロジェクトが進められている。
3Dプリンタを使い、小鳥の巣箱を手軽に作って設置できるようにすることで、都市から消えてしまった小鳥たちを戻ってこさせよう、というプロジェクトだ。
卵のようなオーバル型の巣箱は吸盤状の脚を持ち、自宅の窓ガラスに貼付けて設置する。
小鳥の入り口だけでなく、窓に貼付ける側にも穴があいており、自宅の中にいながら、巣箱の中を観察することができるようになっている。
巣箱の3Dデータは、無償で提供され、誰でもダウンロードして利用できる。
また、3Dプリンターを持っていない場合も、各パーツのカラーリングをカスタマイズをしたり、内部に文字入れをして購入できるサイトも用意されている。
同プロジェクトのコミュニティに登録し、自分の活動を知らせることもできる。現在公開されているマップを見ると、執筆時点で7カ国26の都市で、計40個の巣箱が設置されている模様だ。
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