古川の「もやっとしたイメージ」を形にしたいーー隠れたキーマンを調べるお・nanapi原田氏

by OshibaTakanori OshibaTakanori on 2014.8.30

編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

ベンチャー界隈で知らない人はいない「けんすうさん」こと古川健介社長率いるnanapi。運営するハウツーサービス『nanapi』、コミュニケーションアプリ『アンサー』など利用した方も多いのではないでしょうか?今回は、けんすうさんやCTOの和田さん(取締役執行役員の和田修一氏)、COOの宮崎さん(取締役執行役員の宮崎拓海氏)とともにnanapiを引っ張る原田さん(執行役員の原田和英氏)にインタビューしてみました。

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大柴:以前からお名前は存じ上げていたのですが、初めてお会いできました。よろしくお願いします。

原田:よろしくお願いします。

大柴:nanapiに入られたのはいつ頃ですか?

原田:2012年の11月ですね。

大柴:1年半ちょっとといったとこですね。けんすうさんとは以前からお知り合いだったのですか?

原田:そうですね。もう10年くらいになりますかね。2004年くらいだったと思います。お互い学生起業家で、早稲田の起業家イベントか何かで出会いました。古川が「したらば」を売却した頃だと思います。その頃、自分はネットのブランディング、マーケティングなどの事業をやる会社をやってまして。

大柴:なるほど。

原田:お互い学生起業家だし、何より二人ともWebが好きで。特にソーシャルネットワーキングやコミュニティ、海外サービスについてなど話しがとても合いまして。

大柴:なるほどなるほど。それで大学卒業後けんすうさんはリクルートに就職されますが、原田さんはそのまま会社をやられてたんですか?

原田:いえ、アクセンチュアというコンサルティング会社に就職しました。3年くらいは勤めようと思っていたのですが、1年も経たない頃に尊敬する人に「一緒に事業を立ち上げよう」と誘っていただきまして。悩んだのですが、これはチャンスだなと思い、退職することにしました。

大柴:そうだったんですね。

原田:はい。それでその人と一緒に新規事業を始めました。その後、「自分でもしたい」という思いが出てきました。当時、周りで活躍している起業家の独立した年が26歳前後ということを知り、26歳で起業しました。しかし十分な結果を出せず、3年後にその会社を離れました。

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大柴:その後、グリーに入りますよね。

原田:はい。起業時に気づいた自分に足りない部分を、身につけたいという思いがありました。また、学生時代から世界約80ヵ国を訪れた経験もあり、グローバルな仕事をしたかったんです。ちょうどグリーでグローバル展開を積極的にやっていくという時期だったので、縁があって入社することになりました。

大柴:グリーではどんなお仕事をされていたのですか?

原田:国際事業企画部という部署でGREEをどの国で展開するか?などの戦略立案の仕事をしていました。

大柴:どのくらいやられていたのですか?

原田:2年くらいです。グリーの成長ストーリーなどを見ていて、自分も小さなベンチャーを成長させるという体験をしてみたいという想いにかられてきました。そんな時にnanapiの話があって。nanapiにはもともと興味があったのですが、その時にnanapiが求めている役割と自分自身が極めていきたい役割が合致し、ジョインいたしました。

大柴:なるほど。それでnanapiに移られて、現在は主にどんなことを担当させているのでしょうか?

原田:マーケティングとグローバルのプロジェクトです。元々、コンサルに従事していたこともあり、企画や整理分析が得意だと思っています。古川のイメージを整理して落とし込んだり、市場調査や集客施策、グローバル展開などで理念の実現に尽力しています。古川の「もやっとしたイメージ」を形にできればいいなと思っています。

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大柴:先ほどのお話にもあったように、けんすうさんとは10年来の付き合いがあるわけですが、けんすうさんってどんな方ですか?

原田:そうですね。稀な人間だと思います。ベンチャー社長に多い「オラオラ感」がなく、強欲さがないんですよね。「とにかく良いサービスを作りたい、世界に良い影響を与えるサービスを作りたい」に尽きます。Webが大好きで、Webサービスをやってる経営者。純粋に応援したいし、一緒に実現したいなと思います。だからnanapiに集まってきた人はみんなWebが好きな人なんです。

大柴:僕のけんすうさんの印象も同じような感じですね。

原田:悩んでいても彼と話をするとポジティブになる、という話が社内ででるほどです。仏みたいですね(笑。経験も知識も豊富で、性格も温和なので次世代の経営者も慕って集まってくるんですよね。

大柴:確かにそうですね。

原田:でも、サービスにおいてユーザーの不利益になることがあれば強くいいます。サービスやユーザーのことに関しては誰よりも強い思いを持っています。

大柴:Webサービスを運営するものとして重要ですよね。さて、最後に今後の展望というか、夢みたいのをお聞かせ頂けますか?

原田:世界で使われるサービスを生み出していきたいです。より多い人に使ってもらいたい。Webサービスだから世界に使われるサービスを目指したいですね。個人としても今はそれしか考えてないです。

大柴:なるほど。今日はいろいろお話を伺えて楽しかったです。ありがとうございました。

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