リーダーが「恐怖」を感じた時に考えるべきこと

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credit: wales_gibbons via FindCC

<ピックアップ> The 3 steps to fearless leadership

スタートアップのように、プロダクトもまだ途上、ビジネスモデルもまだ見つかっていない、売上はもちろん無いし投資金は通帳から毎月どんどん消えていく、というような「THE・不安定」な状況の場合、最も重要だなと思うのは感情のコントロール、特にトップ、リーダーの精神衛生状態の管理です。

大手企業から上記のようなスタートアップに参加したいという方から助言を求められた場合、私は「一気に空気の薄い場所にはいかないように」というアドバイスを送っています。例えば無給インターンなどで体を慣らす、フルタイムではなく30%ぐらいの参加から始める、他に収入の手段を持っておく、などなど。

往々にして起こるのは、自分は大丈夫でも周囲が崩壊していく、というタイプです。耐久力のある方であっても、やはり信頼していた他人が崩壊してくのは耐えられない、という方も多く、はっきりとは申されないですが、離脱していく要因のひとつになっているのを散見してまいりました。大企業からスタートアップに「参加(※創業じゃなくて就職)」する問題というのは、根が深いのでまた改めてどこかで。

さておき、この「精神不安定」な状態でやはり大切なのはストップ&ゴーをどのタイミングで繰り返すかということになります。特にイケイケドンドンの場合はまあ、しばかれるまで進めばいいと思うのですが、問題はこの「ストップ」です。

車の教習所で私、免許を取った時に聞いたお話が今でもよく頭に残っているのですが、「人は危ないと思わない限りブレーキは踏まない」というフレーズがあるんですね。例えば交差点では人が飛び出す、という想像力、もしくは経験値がなければ人はそこでブレーキを踏まない、結果として人をはねるんだ、というものです。

この考え方は企業運営でも同じで、昨今話題になっているコピペメディア関連でも著作権グレーを理解している人たちは、予めなんらかのブレーキや保険を用意してたりします。けどそもそもそんなこと知らない、という人はやはり交差点で事故を起こしてしまう。スタートアップの界隈が少し変わっているのは、じゃあそれは「悪」なのか「イノベーションなのか」曖昧だという点かもしれません。

ところでこの「恐怖」に関するリーダーシップ論というちょっと変わった考察が掲載されていました。従業員マネジメントツールの15Fiveというサービスを提供しているCEOのDavid Hassell氏のブログで、従業員が恐怖を感じる際にどのようなマネジメントが必要なのか整理してあります。

例えば、恐怖のひとつの作用として人を強くする、という側面があります。会社から情報を遮断すれば従業員は恐怖を感じませんが、同時にそれに立ち向かう知恵だったり成長の機会を失うことにも繋がります。ここで書いてある恐怖というのはどちらかというと後ろ向きな気持ちでしょうか。

アドバイスとしては、恐怖をなぜ感じるのかを理解すること、何か不都合のあることに直面した際にその原因は何かを突き止めて立ち向かうこと、といったような話が書いてありました。

特に納得するのは恐怖が本能的なものである、ということを理解して、一旦立ち止まって「なぜ怖いのか」分析すべきだということでしょうか。それが経験上、非情にマズいものだったらプロジェクトはストップすべきでしょうし、単なる臆病、面倒といった「後ろ向きな感情」による怯えであれば前に進むべきなんでしょうね。

via The Next Web

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