シンガポールで、WeChat(微信)ユーザによるEasyTaxi利用の乗車が2週間で5,000件を突破

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タクシー予約アプリの EasyTaxi が WeChat(微信)メッセージアプリ経由での利用を開始してから、2週間が経過した(原文掲載日:7月31日)。これまでの利用状況はどうだろうか? EasyTaxi の東南アジア地域マネージャー兼ディレクターの Joon Chan 氏が Tech in Asia に語ったところによると、WeCha tを使ったタクシー予約による乗車数は5,000件を超えているという。

Joon氏 は、WeChat との提携を「素晴らしいパートナーシップだ」と述べた。今はまだシンガポールでのみ利用可能だが、将来的にはアジアにおける、EasyTaxi の他のマーケットでも利用できるようになる。使い方は、まず WeChat を使用して EasyTaxi の公式アカウント(名称はEasyTaxiSGP)を検索する。その後EasyTaxiのアカウントにログインすれば、EasyTaxi アプリを操作しているのと同じ感覚で、WeChatでもタクシーの手配が可能となる。

WeChat がホームグラウンドの中国以外の市場で、eコマースとモバイルサービスを開始するのはこれが初めてだ。中国国内での件数と比較してみると、WeChat ユーザによる中国国内でのタクシー乗車数は9日間で10万件を超えている。これは、WeChatが今年1月に中国国内限定でサービスを開始した Didi Dache(嘀嘀打車)というタクシー予約アプリによる乗車件数だ。

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Joon 氏によると、ローンチ日に約束した通り、WeChat で予約したタクシー乗車のオンライン決済システムは、同アプリを開発したTencent(騰訊、HKG:0700)が現在開発中であるという。また、TencentとEasyTaxi 両社は互いに提携に積極的である、と付け加えた。

シンガポールおよび東南アジアにおける EasyTaxi の主な競合は、GrabTaxiである。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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