
長距離自転車通勤・通学者にとって、電動自転車はこの上なく便利なアイテムだろう。仮にバッテリーが空になってしまっても、ペダルを漕いで帰れば良いだけなので、使い勝手が良く、リスクも少ない。
ただしいざ電動自転車を購入しようとすると、数少ないモデルから選ばなければならない上に、一般の自転車に比べてコストも高く付く。特に、長年使っているような自分に合った自転車が使えなくなってしまうのはとても残念だ。
そんな問題を解決するひとつの選択肢が、電動化キットを後付けする方法だ。これならば既存の自転車を使い続けられる上に、もとから電動化されている自転車を購入するのに対しても、安上がりに済むこともあるそうだ。
この後付け電動化の世界に、電動自転車界のエキスパートが参入し、話題となっているのがMicah Toll氏プロデュースの「Barak Electric Bicycle Conversion Kit」だ。「The Ultimate Do-It-Yourself eBike Guide」を運営することで知られる氏は、既存の自転車をDIYにて電動化することにかけてはまさに第一人者である。
既に終了しているが、氏がKicksterterで立ち上げていたプロジェクトでは、ホイールのサイズと航行距離に応じたプライシングがなされていた。ここでは、氏の考えるベストな電動化キットが支援の見返りとして入手できるようになっていたようだ。
例えば20インチホイールと350Wバッテリーを組みあわせた低電力キットは585ドルで、電動化ホイールとバッテリー、コントローラーとスロットルがセットになっている。高電力キットでは500ワットのバッテリーが用意されており、低電力キットとの違いは山間部やこぎ出し時のパワーにあるとのことだ。どちらも最高速度は約32km/hほど、充電時間は約3時間。
なお、こうした電動自転車については、国や地域によって法的な扱いが変わってくる。自転車扱いのこともあれば、原付扱いのこともあるので、良く確認をされた上で利用を検討してみてほしい。
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