1台2役、3Dスキャンもできる3Dプリンター「Blacksmith Genesis」がIndiegogoで資金を調達

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Blacksmith Genesis

3Dプリントしたい対象物をスキャンしてそのまま出力できる3Dプリンター「Blacksmith Genesis」が登場、現在Indiegogoで資金調達を成功させた。

開発したのはシンガポールの3DプリンタメーカーBlacksmith。3Dスキャンの範囲は直径210mm×高さ160mmで、レーザーでスキャンを行う。最大ボリュームで6分程度でスキャンが完了する。3Dモデリングのためのソフトウェアは無料で付属し、スキャンした対象物の3Dデータを簡単にカスタマイズできるようになっている。対応OSはWindows、MacOS、Linux。

また「Blacksmith Genesis」にはカメラを内蔵しており、3Dプリンターの傍にいる必要なく、いつでもスマートフォンで3Dプリンターの出力状況を確認することができるのもユニークだ。

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3Dプリンターの仕様は積層方式、最大造形サイズは直径230mm×高さ160mm、最小積層ピッチは50μm、フィラメントは1.75mmのPLA。

Blacksmith Genesisは、プラットフォーム側はまるでターンテーブルのようにくるくる回りながら、出力部分のノズルは回転の中心と外周を結ぶ直線方向に移動しながら出力する。ちなみに通常の3Dプリンターは、プラットフォーム側とノズル部分がX軸Y軸Z軸で動いて出力しているものがほとんど。

Blacksmith Genesisは、現段階で、1395ドル(約14万円)からのIndigogoから入手可能。市販予定価格は2200ドル、日本への追加送料は無料となっているという。

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