カリフォルニア州クパチーノのアロフトホテルで、フロントから客室にお酒やアメニティなどを運ぶロボットが試験的に導入されていることが、TechCrunchで紹介されている。
「Botlrs」と呼ばれるこの小型のロボットは、実はsaviokeというスタートアップが開発した「SaviOne」というロボット。アロフトホテルへの導入にあたり、ボディにはロゴやかわいらしい襟、カラフルなボーダー柄のデザインが施されている。執事を意味する「Butlers」とお酒の「Bottle」をかけてか、Botlrsと呼ばれているようだ。
ホテルの利用客がゲストルームからホテルのフロントへ、歯ブラシや予備のタオル、お酒などをリクエストすると、従業員はBotlrsの頭部を開けてその中にリクエストされたものを入れ、タッチパネルで部屋番号を入力、Botlrsはその部屋へ一人で向かう。
ホテル内を制御するシステムとはWi-Fi/4G回線を使って通信し、エレベーターも操作することができる。センサーを備え、ホテル内の設備にぶつかって壊したり人を怪我させたりすることなく目的の部屋までたどり着くことができるという。
目的の部屋の前につくと、中の利用客に電話をかけて呼び出す。利用客は、リクエストしたものを受け取ると、Botlrsに備わったタッチパネルで評価を入力するか、#MeetBotlrというハッシュタグをつけてtwitterに投稿することで、Botlrsの利用についてフィードバックすることができる。
アロフトホテルのブライアン・マクギネス氏によれば、試験運用が成功すれば、2015年には世界中の100件近くのホテルに導入予定だという。
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