
フィンランドのスタートアップ Enevo がセンサを活用したごみ収集システムを開発している。彼らは、EarlybirdとLifeline VenturesとFinnish Industry InvestmentとDraper AssociatesとRisto Siilasmaaらから800万ドルの資金を調達したことを発表した。
Enevoが開発している「ONE」というサービスは、街の各所におかれているゴミ捨ての容器にワイヤレスのセンサを取り付けることでごみ収集の最適化をしようというものだ。センサからEnevoのサーバにデータを送り、容器にどれくらいゴミがたまっているのかといった情報を伝える。

これまではゴミがいっぱいになっているかどうかは直接確認する必要があったため、業者が確認と回収に訪れなければならなかった。満杯になっていないにも関わらず、回収に行く必要があった。センサでゴミの量が可視化されれば、満杯になったゴミ箱だけ回収に行けばよくなり、コストが削減される。
Enovoは現在、北米とヨーロッパの25の国で採用されており、今後は中東やアジア市場も開拓しようと考えているそうだ。この課題は世界のどの都市でも抱えているものだろう。街への導入が進むようになれば、大きなビジネスチャンスとなりそうだ。
センサを使い、可視化をするようにすることで課題を解決することは他にもないか、考えてみると面白いかもしれない。
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