
日本IBMが、国内におけるスタートアップ支援を推進するインキュベーション・プログラム「BlueHub(ブルーハブ)」を開始すると発表した。
このプログラムは、スタートアップの事業支援として、起業を支援するシードアクセラレーターやインキュベーションを得意とするパートナー企業と協力して、オフィスとして利用できるシェアード・スペースの提供、創業前に必要な事業コンセプトや計画をまとめた資料作成などの起業相談、およびワークショップの共同開催などを実施する。
日本IBMは、「BlueHub(ブルーハブ)」の提供開始にあたり、本誌でも馴染みのあるサムライインキュベートや会員制シェアードワークプレイス「co-ba shibuya」を運営するツクルバと協力する。このプログラムは、本年10月から対象企業の選考を開始する。
このプログラムは、支援対象となるスタートアップはもちろん、支援サイドにとっても新たなチャレンジとなる。インキュベーションプログラム「BlueHub(ブルーハブ)」に協力するツクルバ共同代表の村上浩輝氏に、今回のプログラムに関してコメントをもらった。
村上氏「co-ba shibuyaを媒介にして、エンジニアやデザイナ、また立ち上げ期の起業家にアプローチしたい企業は多く存在します。これまでもいくつかの大手の企業と協力してきました。
今回のような取り組みは、co-ba利用者にとって追加料金などなしで享受できるメリットになり、加えてツクルバとしてもハードの設計デザインだけでなくその後の施設の運営にこそ力を注いでいるので、こういった取り組みは今後もどんどん実施していきたいと考えています。
ツクルバは「場の発明」をミッションにしている不動産・建築領域のベンチャー。ハードの企画設計だけでなく、生み出した場を時間とともに成長・繁栄させていくことにも力を注いでいます。今後も、こういった取り組みはどんどんやっていきたいですね。」
資金の調達しやすさに加え、プログラムの充実、利用できるスペースの拡充など、スタートアップをするための環境は数年前と比較して格段に良くなっているように思う。これからスタートアップを始めようとしている人はチェックしてみてはいかがだろうか。
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