クラウドファンディング「プラットフォーム」への投資は前年比で2倍に

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credit: ChadCooperPhotos via FindCC

<ピックアップ> Investments in crowdfunding platforms have already doubled this year

クラウドファンディングは堅調に伸びているようです。VentureBeatに寄稿されたCrowdfund Capital Advisorsという会社の考察記事ですが、ちょっと面白い視点の内容でしたのでご紹介します。

通常、クラウドファンディングの投資、と言えば「出品された案件への投資」に注目が集まるのですが、この記事では「プラットフォーム」、つまりクラウドファンディング事業者への投資トレンドについての数字を並べています。

で、その2014年の投資額は現時点(2014年の3Qが終わりかけの段階で)1億4000万ドル、100円換算で140億円近くがクラウドファンディング事業者に投資されており、昨年比でおよそ倍増なのだとか。対象となるのは寄付、オーダー(購入型)、レンディング、それに株式の4つのタイプの事業者です。

2011年に1350万ドル(日本円/100円換算で13億5000万円)だった投資額は2013年に過熱、7つの大型案件(具体名は掲載されてませんでした)を含む7100万ドルにアップ。この辺りは購入型とレンディングが伸びているとのこと。そして2014年になると少なくとも10件に対して1億4000万ドルが流れ込んだ、ということで、その投資額の伸びがよくわかります。

一方で国内ではクラウドファンディングに対して、やれベイパーウェアだとか詐欺まがいだとか「胡散臭い」と勝手に思われてるフシもあります。ただ、こちらのニュースの記事にもある通り、国内での明確な「詐欺行為」については報告はまだありません。

消費者庁によると、海外のサイトで「CD発売のため」として募集していた音楽家に出資した日本人に、見返りで送られるはずだったTシャツが届かないなど国外でのトラブルはあったが、国内では確認されていない。担当者は「嘘をついて集めれば、詐欺などに問える可能性がある。ただ、ルールが未整備で責任の所在がはっきりせず、問題があっても、出資者を保護できない」と指摘している。
参照:MSN産経ニュース「注目!新規事業 ネットで資金集めるクラウドファンディング ルール未整備、詐欺懸念も」/2014年8月31日

また、Internet of Thingsの文脈で語られる「ハードウェア」のものづくりの世界では、投資方法の難しさがしばしば話題になり、新しい出資方法を模索する動きがあります。

一般的なシード出資というのは、プロダクトがない、もしくはあったとしてもトラクションが取れてるかどうかよくわからない状態なので、価値評価をそこまで上げることができず、株式の大量取得を避けるために出資額は自然と数百万円のレベルに落ち着くのが通常です。

しかし、ハードウェアというのは初期プロダクトにかかる費用が(最近ではそれでも大分安くなったそうですが)オンラインサービスやアプリに比べて物理的にかかるため、こういったクラウドファンディングのような「購入を前提とした出資形態」が必要不可欠なんですね。ハードウェアとクラウドファンディング投資の関係性についてはこの記事考察がなかなか味わい深いのでご興味ある方はどうぞ。

先日、ちょっとした話題になったスマートヘルメットのようなプロダクトもやはりこのような出資プラットフォームがなければもしかしたら日の目を見なかったかもしれません。

<参考記事> ヘルメットがついに新しいステージにーースマートヘルメットがクラウドファンディングで1日に60万ドル集める

なお、こちらはIndiegogoで最速の100万ドル調達に成功しております。

via VentureBeat

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