中国に続きインドでも、Xiaomi(小米)のスマートフォン「Mi 3」が数秒で売り切れ

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Xiaomi(小米)はどこからともなく現れて、インド市場の関心を釘付けにした。インドは基本的に中国製品や中国OEMをあまり歓迎していない。興味深いことに、Xiaomi は自分たちのことを Xiaomi と呼ばず、シンプルに「Mi」と呼んでいる。

中国発スマートフォンメーカー Xiaomi のインドビジネスは、7月15日にハイエンドスマートフォン Mi 3 の登録を受け付けることからスタートした。1週間後、Mi 3はインドで初めて発売され、40分で売り切れてしまった

しかし、それだけでは終わらなかった。

Xiaomi はインドで2度目の「フラッシュセール」を7月29日に行ったが、同社のオンラインセールスを受け持つ Flipkart のサーバはまたもクラッシュした。Flipkart はインドのeコマースでトップ、またはトップグループに位置するプレイヤーであり、Xiaomi はその集客力を誇っていると言えるだろう。

Xiaomi は普段のやり方とは対照的に、二度のフラッシュセールで何台のMi 3を販売したかを明らかにしておらず、インドのネット市民からは大きな批判が噴出している。そこで、Xiaomi はやり方を改め、8月5日と12日のセールでは、合計で3万5000台(5日と12日にそれぞれ1万5000台と2万台)を販売したと発表し、数字を明らかにすることでインドの消費者に求められていた安心感を与えた。

例によって、Mi 3は8月12日のセールでは、2.4秒で売り切れてしまった。

[訳]Miインド最新情報:2万台のMi 3が2.4秒で売り切れました。

なぜMi 3はここまで大人気なのか?

さて、これはそう難しい質問ではない。Mi 3 はインドで均一価格の1万3999インドルピー(229米ドル)で販売されていて、これには配送料も含まれている。それに加えて、Flipkart はインドでクレジットカードを持っていない消費者層に広く浸透している、代金引換による支払にも対応している。

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Mi 3 の競合モデルに対しての価格がどのようなものなのか例を挙げよう。1万3999インドルピーという価格で、Mi 3はプロセッサ「Snapdragon 800」を搭載するインドで最も安価なスマートフォンである。Google Nexus 5 や LG G2 のようなスペックが類似したスマートフォンは、Mi 3の2倍かそれ以上の価格であり、Mi 3 がここまで人気になるのは明らかだ。

さらに、インドでは通信会社との契約でスマートフォンを安く買えるモデルはまったく普及しておらず、消費者は購入時に機器代金を全額支払う必要がある。大多数の消費者から手の届く価格帯に Mi 3 を投入したことが Xiaomi を成功へと導いている。これは Motorola Moto G も成し遂げたことではあるが、それはすでに過去の話だ。

Xiaomi の2人のエグゼクティブ、Hugo Barra 氏と Bin Lin 氏は、インドの議会とSNSだけでなく実際の会合で交流を図ってきた。Barra 氏は最近、突如としてバンガロールでファンとの会合を企画し、直前の案内にもかかわらず、45名の出席があった。

インドは Xiaomi の第2の故郷となるか?

インドが Xiaomi の第2の故郷になるだろうといっても、言い過ぎではないだろう。同社はマレーシア、シンガポール、香港、台湾、そしてもちろん中国でビジネスを行っているが、インドでの好成績に比肩しうる市場は多くない。

4回のセールを行ったにもかかわらず、Xiaomi Mi 3 を待ち望んでいる消費者はまだ多くいる。最近の Digit とのインタビューで、Barra 氏は、同社の最新スマートフォンMi 4が年内にインドで発売される予定であると明らかにした。そしてまた、同社の目標を「インドが、中国およびその他のキーとなる市場と同様に発展すること」だとした。

インドの消費者は、インド市場に特化した製品・サービスという意味で優遇されることになるだろう。Barra氏は The Next Web で、同社がインドに研究開発センターを設立すると明らかにした。

インドは当社が、実際に投資を行う市場になるでしょう。これは当社にとって初めての、地域に密着したサービスを設立するために多額の投資をする市場となります。これには、インドだからこそ意味があり、他の市場ではやらないであろうことも含まれています。

インドと中国市場の類似性を考えれば、Xiaom iは同社がビジネスを行う他の市場よりインドに集中することは当然なことだろう。

個人情報を提供してでもMi 3が欲しい消費者

セキュリティ調査会社が、Xiaomi のスマートフォンが iMessage のようなサービスを通じて、ユーザの個人情報を中国に送っていたと指摘した。これはユーザの意識しないところで実行されていたようである。Barra 氏はこの件で謝罪し、同社はユーザの電話帳にある電話番号だけを収集していたと語った。

しかしインドの消費者は動揺しておらず、今でも Mi 3 をいち早く所有することに必死になっているようだ。上述の一件でプライバシーの危機が明らかになった後の同社の売上が、それを証明している。

ただ調子づいているだけでもない。Xiaomi は最近、プライバシーの問題を解決するソフトウェアアップデートを配信した。これにより、Miサービスは自動でなく許可が必要になった。同社に送られる電話番号は暗号化され、同社ではそれを保存されなくなっている。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】