
アメリカ、バーモント州に住むChip Audette氏が、「OpenBCI」を利用して脳波で操作するロボットを製作したことを、自身のブログで紹介している。
「OpenBCI」は、Arduino互換のミニコンピューターと脳波センサーによる低価格なオープンソースプラットフォームで、2014年の1月にKickstarterで10万ドルを集めた注目のプロジェクトだ。
「Hexbug Spider」と名付けられたAudette氏のロボットは、OpenBCIのキットにノートPCをつなぎ、コードをカスタマイズして製作された。
公開されている動画では、2分割されたノートPCの画面の左右に異なる周波数の点滅が表示されており、Audette氏が右の点滅画像を見るとロボットは右を向き、左の点滅画像を見ると左を向く。Audette氏が目を閉じると、ロボットが前進する様子が紹介されている。左右の点滅画像により生じる脳波は異なり、それによってロボットに命令する内容が判断されるという。
OpenBCIのキットは、現在予約受付中で399ドルから購入することができる。発送は2014年10月を予定している。Kickstarterのキャンペーンで早期に手に入れた人々に加えて、OpenBCIのキットを一般に手に入れることができるようになり、面白い活用例が出てくることが期待される。
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