
オープンソースハードウェアで作られた3Dプリンター「RepRap」をベースにして開発された「Ormerod」。その最新モデルである「Ormerod 2」が発売された。
「RepRap」はRepRap.orgプロジェクトで開発された3Dプリンター。RepRapに使われているプラスチック製の部品を、RepRap自身で作成することが出来ることが特徴だ。
Arduino互換のコントローラボードを利用することにより、Webブラウザを介してプリンターを制御することが可能。熱溶解樹脂積層方式(FFF:Fused Filament Fabrication)を採用している。最大造形サイズ200 x 200 x 200mm、利用可能なフィラメントはABS、PLA。本体サイズ500 x 460 x 410mm、重さ6kg。
前モデルの「Ormerod」との違いは、Y軸の調整が改善され、ビルドベッドの調整が簡単になっている。また、清掃のために押し出し機へのアクセスが容易になり、価格も安くなっているとのこと。
現在のところ単色でのプリントのみとなっているが、複数のヘッドで動作するように設計されているため、アップグレードで複数の素材や色でプリントが可能になる予定のようだ。
「Ormerod 2」は組み立て式のキットで販売されており、価格は449ユーロ(+付加価値税)となっている。
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