インドのスマホ市場、Xiaomi(小米)やMicromaxなど低価格モデルが来年にはサムスンのシェア4分の1を奪う

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Xiaomi (小米)のインド市場における限定販売セールはお馴染みのことへ定着しつつあるようだ。Mi 3は毎回秒刻みという単位で売れている。同社はまだ正確な数字は公表していないが、先月インドでMi 3が発売されてからおよそ4万台売り上げているようだ。

当初から、Xiaomi はインド市場で韓国の大手サムスンと競り合う計画を公言してきた。スペック比較でパワーのあるMi 3はサムスンのハイエンド機種と比較され、インドの消費者は値段に見合った価値のあるMi 3に惹きつけられている。Xiaomi がスマートフォンの先駆者サムスンに勢い迫っているというわけだ。インドだけでなく世界中でだ。

Fitch Ratings によると、新興市場における企業の台頭で、2015年の終わりまでにサムスンの世界シェアの25%が奪われると見ている。最新レポートでは、地元の競合各社が開発した低価格スマートフォンがその原因であるという。サムスンだけがターゲットではない。Xiaomi などその他のブランドにより、Appleの世界シェアも14%減少する見通しだ。

レポートは、次のように伝えている。

2014年のスマートフォン世界市場が20%増の12億台までに拡大しても、大手2社のスマートフォン出荷台数はおよそ4億5000万台から4億6000万台で停滞するだろう(2013年:4億6700万台)。地元のハンドセットメーカー、中国のXiaomi、Lenovo、HuaweiやインドのMicromaxは、Apple やサムスンにとって巨大な競合になりつつある。

低価格スマートフォンで勝負する新興メーカー

昨年、サムスンのスマートフォンは世界市場の売上において31%で首位を占めた。インドも例外ではなかった。IDC レポートのデータによると、2014年の第1四半期に サムスンは市場シェアの35%を独占した。Micromax は15%、Karbonn は10%、Lava は6%、そして Nokia は4%と続いた。

そして今、Xiaomi も市場に参入した。同市場におけるXiaomiの影響力から、マーケットリーダーは彼らの商品価値を再考することになったようだ。Xiaomi が参入してすぐ、サムスンはインドで3機種のスマートフォンをローンチしたが、価格はいずれも8000インドルピー(130米ドル)以下だ。Motorolaも対策をとり、Androidベストセラー機種であるMoto Gを32米ドル値下げすると発表した。これは同モデルが5ヶ月前に発売されてから初めての値下げである。

新興成長市場では、ブランド価値や先端技術よりも価格のほうが比較的重要視されている。しかし、Xiaomi のような企業がサムスンやApple のハイエンド機種に搭載されているスマートフォン機能を半値かそれ以下で積極的に提供すれば、それはそれで消費者にとっては有難いことだ。Fitch のレポートによると、Xiaomiは2014年の第2四半期に中国で1500万台のスマートフォンを出荷して15%のマーケットシェアを獲得し、1320万台出荷して12%のシェアを獲得したサムスンを上回った。Canalys が発表した同じ期間のデータからも、現在 Xiaomi は最初のスマートフォンをローンチしてたった3年で、中国におけるスマートフォンのトップブランドになったことが確認できる。

インドで、本当のインドの企業になりたい。

Xiaomi は、彼らの描くスキームでインドがいかに重要な位置を占めるか明確にしている。まずはじめにインド国内に36のサービスセンターを配置し、また同社の Android スキン及びソフトウェアのエコシステムである MIUI をインド仕様にすべく、研究開発センターも設立した。

Xiaomi のバイスプレジデントHugo Barra 氏は、インド市場でのローンチの際に次のように述べている。

私たちはインドの消費者が購入意思を決定する際に、サービスを重要視することを理解しています。私たちは他のどの企業よりも良いものを提供したいと考えています。私たちはインドにおける中国企業になりたくありません。目指しているのはインドで、本当のインド企業になるということです。そのために最大の努力を惜しみません。

ということは、サムスンやAppleにとっては状況はちっとも楽にならないことになるだろう。

消費者にとっては有難いことだ。本日のインド独立記念日においてNarenda Modi 首相が述べたように、「achche din(良い日々)」の始まりだ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】