KUFUがBtoB・BtoEサービスのクチコミサイト「Yknot」のクローズドβ版をローンチ、ツール導入時の意思決定をサポート

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yknot

KUFUは、本日2014年9月25日に、BtoB・BtoEサービスのクチコミサイト「Yknot(ワイノット)」のティザーサイトを公開し、同時にクローズドβ版のテストユーザーを募集開始した。

KUFUは、これまでウェブクリエイターのスキルを数値化するプロフィールサービス「SKILLSAND(スキルサンド)」を運営してきた。そのクフが新しく仕掛けるサービスが「Yknot」だ。

BtoB・BtoEサービスのクチコミサイト

タスク管理ツールや社内チャットツール、広告サービスやファイル共有サービスなど、ビジネスで活用するツールは数多く存在している。どのツールも複数のサービスが存在しており、多くの人は導入前にどのサービスがいいか悩んでいることだろう。

新しいツールを使っている人は、その使い勝手について尋ねられるし、求人サービスなどもどこが良いかといった情報交換もされているという話を耳にする。KUFUの宮田昇始氏は、

宮田氏「企業がアクションを起こす際には重要な意思決定がつきものです。しかし、利害関係者の多さや、限られた予算内で最大の成果を出すことへのプレッシャーが、意思決定を難しくしています。」

と語っている。宮田氏曰く、「Yknot」はそんな悩める意思決定者をサポートするための”他社の判断基準を借りる”サービスだという。

yknot top

宮田氏「Yknot は現場の声や導入企業の情報を集めています。実際に企業でツールの導入に携わった人のクチコミ、実際に利用している人たちのクチコミが、ユーザの意思決定を手助けします。」

クチコミの仕組み

「Yknot」では、自らがどれかのサービスのクチコミを投稿することで、他のユーザのクチコミを閲覧できるようになる仕組みとなっている。現在の仕組みでは、クチコミを投稿することで1文字あたり1ポイントを取得でき、100ポイント使用することで、サービス1つのクチコミを全て閲覧可能になる。

「Yknot」の利用が想定されているのは、大きく分けて2つ。新たなツールの導入にあたり、調査のフェーズと、意思決定のフェーズだ。クチコミには「導入担当者のクチコミ」「利用者のクチコミ」の2種類がある。導入担当者のクチコミは「導入時の課題・背景」「導入後の変化」。利用者のクチコミは「良い点」「悪い点」がそれぞれ記載されている。それぞれのクチコミを見ながら、調査に活かしたり、意思決定の参考にすることができる。

yknot page

投稿されるクチコミは運営が目視でチェックし、参考にならないクチコミや、悪意のあるクチコミは掲載されないようになっている。

クローズドβの段階では、18カテゴリ、約80のサービスにクチコミが可能となっている。主なカテゴリは以下のとおりだ。

  • ビジネスチャット
  • プロジェクト管理
  • サーバ監視
  • クラウドソーシング(発注者側)
  • Web系人材の求人サイト
  • 社食・置き菓子
  • 広告出稿(アドネットワーク、DSP・DMPなど)
  • 媒体収益化(アドネットワーク、SSPなど)

「Yknot」は今後、投稿されるクチコミ数が充実してきたら、従業員数や、事業内容、広告予算などから情報を探せるようにすることを考えているという。クチコミを閲覧する側が、自分たちのチームの背景に近いチームが投稿したクチコミを探せる仕組みにしていく予定だ。クチコミの投稿側にも、情報を出すことのメリットをポイント獲得以外でも用意する予定となっている。

「Yknot」は10月末を目処に、オープンβとして一般公開予定だ。気になる人はクローズドβ版をチェックしてみてほしい。

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