Alipay Wallet(支付宝銭包)が年間1億9,000万人のアクティブユーザを獲得、Alipay(支付宝)のデイリー取引の50%以上を処理

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Alipay Wallet Screenshots

Alibaba(阿里巴巴)の金融部門が運営するモバイルアプリAlipay Wallet(支付宝銭包)は本日、年間で1億9,000万人のアクティブユーザ(年1回以上の決済または取引を行うユーザ)を獲得したと発表した。

1日あたりのモバイルによる取引件数は4,500万件に達し、Alipay(支付宝)による取引全体の50%を超える。(Alipayのオンライン決済サービスはTaobao(淘宝)やTmall(天猫)などAlibaba関連のマーケットプレイスだけでなく、それ以外のビジネスにも利用されている)

1年くらい前、Alipay Walletユーザは1億人で、Alipayによる取引の3分の1を処理していた。2013年末の時点でAlipayユーザは合計3億人であった。

Alipayオンライン決済サービスのモバイル版は2012年末にAlipay Walletにリブランドされ、単なるモバイル決済サービスだけでなく、ユーザの日常生活のためのモバイルアプリとなった。それ以降、eロイヤリティプログラムやeチケット、価格比較サービス、クレジットカード管理、家計簿、リアルタイム株式情報などの機能が追加された。

Alipay Walletはまた、決済サービスについても、オンラインでの現物/バーチャル商品の販売から、オフラインの世界やサービス産業へと対象を拡大してきている。Alipay Walletは今やタクシー料金公共交通機関の支払いにも対応しており、自動販売機やコンビニエンスストア、デパート、薬局、病院、駐車場などでも利用できる。

技術面で言うと、Alipay WalletはQRコード、音声認識、指紋認識による支払いに対応しており、その他の方法についても現在開発を進めているところだ。

Alipay Walletはモバイルコマースとモバイルコンテンツの点でTencentのWeChat(微信)のライバルとなった。1年前、Alipay Walletはサードパーティー企業向けにレイヤーを追加したが、これはWeChatのパブリックアカウントプラットフォームに似ている。またAlibabaが株式を持つeクーポンサービスのDDMap(丁丁)やモバイル書籍サービスのiReaderでもAlipay Walletが利用できるようになっている。

1ヶ月前には60以上のAPIが公開され、サードパーティーデベロッパーがAlipay Wallet上でさらにアプリケーションを開発することが可能となった。乳製品を扱うXinxiwang Shuangfeng(杭州新希望双峰乳業)はAlipay Walletに統合され、現在は牛乳をAlipay Walletで販売している。

Alipay Walletは今年初めから、中国本土以外の市場に拡大し始めた。

原文
【via Technode】 @technodechina

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