
イスに座る仕事をしている人にとって、腰痛はかんぜんなる職業病と言えるだろう。私も例に漏れず、腰痛を防止するために少し高めのデスクチェアを導入するなど、その防止に努めている。
しかし、以下にイスが良くても、座り方が適切で無ければ腰痛は発生してしまう。そんな悩みを防止するために開発されたのが、スマート座布団の「Darma」だ。
このDarmaには6つのセンサーが組み込まれており、そのセンサーが体圧を感知することで、いまどんな座り方をしていて、どういった座り方に改善すれば良いのかを分析。Bluetoothで接続されたスマートフォンを通じて、正しい座り方のアドバイスをしてくれる。
ほか、センサーでは心拍や呼吸の数値もモニタリングしており、連続した座っている時間が長くなったり、ストレスレベルが高くなると、警告とともに立ち上がることや簡単な運動をすすめてくれることもあるようだ。
仕様だが、サイズは40cm × 40cm × 3cm ということで、一般的なイスになら設置することができそうだ。iPhoneとAndroidどちらにも対応するだけでなく、PCとも連携をすることも可能。座面は特別に作られた多層の形状記憶発泡体で構成されている。センサーの厚さは1mmほどで、座っても違和感がないそうだ。
気になる価格だが、市販価格は199ドルほどになりそうとのこと。現在出資を集めているKicksterterでは、10ドル安い188ドルの出資で入手でき、2015年3月に出荷予定だ。25ドルの追加で国外出荷にも対応している。
すでに目標額の4倍もの出資を集め、とても注目されているこのDarma。世界中のデスクワーカーから腰痛を無くすことはできるだろうか?
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