ベーシックがマーケティングオートメーションツール「Homeup!」をリリース、Ferretと共にウェブマーケティング初心者を支援

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ジャフコから資金調達を実施しているベーシックが、新たにマーケティングを簡単にするためのマーケティングオートメーションツール「Homeup!」をリリースした。このサービスと、先月リリースしたマーケティング総合サイト「Ferret(フェレット)」とセットで、ウェブマーケティングの大衆化を図る。

ベーシックは「Homeup!」をマーケティングオートメーションツールとしており、これはユーザ⾏動を基に効果的なマーケティングを⾏なうために⾃動化できる部分をシステムが担うことで、運⽤負荷やコストを軽減しつつホームページのポテンシャルを最⼤化することができるツールだ。

オールインワンのマーケティングツール

「Homeup!」は、PCとスマートフォンに対応したウェブサイトを簡単に立ち上げることができ、アクセス解析、入力フォームの作成、お問い合わせデータの管理といった機能を提供する。今後は、SEO対策と順位チェック機能、ソーシャル連携機能、メールマーケティング機能といった機能の追加を予定しているという。

こうした「Homeup!」の説明を受けると、「HubSpot」等のインバウンドマーケティングツールを思い出す。だが、「Homeup!」はベーシックがウェブマーケティングの大衆化を謳っている通り、ウェブの初心者でも簡単にサイトを立ち上げ、初歩の解析が可能となるツールを目指している。開発チームによれば、海外サービスでは「Weebly」というサービスが類似しているという。

通常、マーケティングオートメーションツールのようなオールインワンのツールを提供しようとすれば、非常に高価なものになってしまう。だが、「ウェブマーケティングを大衆化する」というビジョンを実現するために、チームは提供する機能や価格にこだわりを持って開発を行った。

開発を行っているチームには元Grow! CTOの斎藤幸士氏も携わっている。今回、Ferretプロダクトマネージャーである飯高悠太氏と斎藤氏に「Homeup!」について話を伺った。

ミッションをクリアするためのこだわり

左:飯高氏、右:斎藤氏
左:飯高氏、右:斎藤氏

「Homeup!」は無料での利用も可能となっている。この無料プランを提供することへのこだわりがあったという。

斎藤氏「「Homeup!」でこだわったのは、サービスを無料プランでも提供できるようにすることです。「ウェブマーケティングを大衆化する」というミッションを達成するためには、価格面をクリアし、導入しやすいようにする必要がありました。また、全ての機能で100点を目指さないということも意識しています。70点でいいから、ユーザが途中で投げ出さないように設計しました。」

「Homeup!」は、アクセスログを2年間保存する。ログを記録し続けることで、ユーザに行動履歴を見せられるようになっている。どういう経路でユーザがコンバージョンまで至ったかを知ることは、マーケティングをする上で重要なこと。そのため、「Homeup!」はデータをとりためて解析することに注力している。

斎藤氏「膨大なデータを処理する必要があったため、ユーザを増やしても儲かる仕組みを構築する必要がありました。無料プランでは、無料で利用できる代わりに、広告が表示される。無料プランのユーザが増え、トラフィックが増えるほど広告での収入が得られるようにしています。」

「Ferret」とセットでウェブマーケティングの大衆化を

「Homeup!」はそのツール単体だけではなく、ベーシックが提供しているウェブマーケティング総合サイト「Ferret」とセットでミッションの実現をしていく狙いだ。

飯高氏「Ferretではセミナーを開催していて、そこでHomeup!を使ったセミナーを開催していきたいと考えています。また、Homeup!の使い方をまとめた記事を掲載し、地域でもセミナーを開催するなど、オフラインとオンラインの双方でHomeup!の使い方をフォローしていきます。」

Ferretでマーケティングの基本的な知識を学べる状況を用意するのに加え、Homeup!の使い方も紹介していく。

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斎藤氏「Homeup!にはユーザがわからないことがあったときに、アドバイスが表示される機能を実装する予定です。この機能だけではまかないきれない部分をFerretで補完していくなど、Homeup!からFerretへのつなぎ込みは可能性があります。」

飯高氏「マーケティングの大衆化を実現するために、制作から運用、掲載するコンテンツの書き方までFerretで学んでもらい、その知識をHomeup!で活用してもらうことで、自然とコンテンツマーケティングができる環境を整えていければと考えています。」

Ferretはリリースから1ヶ月が経過し、数字は伸びており、改善点も明確になってきているという。今後もデータを見つつ改善を重ねていくが、この数字はHomeup!がでればもっと伸びるはずだと飯高氏は考えている。

スタートアップ経験者によるサービス開発

斎藤氏も、飯高氏も、スタートアップ、小さなチームの会社を経験してきた人物。その彼らがベーシックという資金力のある会社で、スピード感を持ってサービス開発をリードしているというのも個人的には面白い。

プロダクトの開発チームの人にもヒアリングしてみると、FerretとHomeup!を開発しているのは、社内ベンチャーのような位置づけだが、それでも2人が入ったことにより、プロジェクトの進め方や意識の変化を牽引しているという。

スタートアップを経験した人間が、より規模の大きい企業に入り、そこのアセットと一緒になることで、どれほどの変化を生み出すことができるのか。ベーシックのチャレンジは、そうした面からも興味深い。

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