IDTとIntelがワイヤレス充電ソリューション開発での協業を発表

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IDTは9月9日に開催されたインテル・デベロッパー・フォーラムにおいて、ワイヤレス充電ソリューションの開発についてIntelと緊密に協力していることを発表した。

両社は、これまで以上に簡単に民生機器を充電できる、新世代のワイヤレス機能を提供することを目指すとのこと。磁界共鳴技術をベースとしたこの機能により、テーブルの天板などに組み込まれた充電器から、複数の機器を同時に充電できるようになるという。

両社の連携によりIDTが取り組んでいる、電池切れやケーブルの煩わしさ、旅行に充電器を持っていく必要性などといった悩みの解消につながるとのこと。磁界共鳴方式では、同一の固有共鳴周波数に調整された2つのインダクタの間で電力を授受することが可能だ。

両社はA4WP(Alliance for Wireless Power)の理事でもあるとのことで、磁界共鳴に関するA4WPの規格に準拠した次世代ソリューションの定義、設計、製造を行うという。この新技術は、ウェアラブル・デバイスから携帯電話、タブレット、パソコンに至るまで、消費電力がこれまでより低い機器と高い機器の両方を充電する事が可能になるようだ。商品化は2015年になる見込み。

「Intel社とIDT社は力を合わせて、無線化が進行する世界に向けて新たなレベルのワイヤレス充電機能を提供します。私たちは緊密に協力することによって、人々が機器を充電する方法を根底から変えようとしています。」

と、IDT社アナログアンドパワー事業部のゼネラルマネージャ兼バイスプレジデントのArman Naghavi(アーマン・ナガヴィ)氏は述べている。

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