iPadを利用した子供向け知育ゲームスタートアップのOsmoが1200万ドルの資金調達に成功

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Osmo

<ピックアップ>Osmo Raises $12 Million For Its Hardware-Based iPad Game For Kids

カリフォルニア、パロアルトに拠点を持ち、iPad端末向けで子供向けの知育ゲームを提供しているOsmoが10月16日に、1200万ドルの資金調達をしたと報じられました。

Osmoは今回のラウンドがシリーズAで、計1450万ドルの資金調達をしています。ユーザーは、Osmoが提供しているiPad向け専用端末を利用することで、知育ゲームを楽しむことが出来ます。また、ユーザーは専用パッドを使うことでiPadにリアルタイムで自分の描いたものが表示され、直感的に遊ぶことが特徴です。

ある統計データによれば、このような知育ゲームなどの教育テクノロジー分野は今や北米だけで約8億ドルの市場になっています。また、別のデータによれば、北米の教育市場は約1兆3000億円とのこと。一方、ベネッセが提供しているデータによれば、日本では郊外学習市場という括りで言えば約1兆5000億円の市場規模を保っています。

上記のデータから見ても、日本の教育市場は非常に大きなものと言えます。そのため、モバイルやタブレットなどのハードウェアが出揃ったいま、Osmoのように専用端末を利用した新しい知育の形がさまざま生まれることが期待できます。また、知育市場の特性として、購入をするのは親ですので、子供が楽しく続けられるという事以外に、「親」というターゲットをしっかりと魅了できるようなマーケティング戦略が必要となるでしょう。

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