3Dプリンターで作りたいものや出力したいものがあっても、3DCADのソフトウェアが使えないために何も出来ない人も多い。できればパソコンを使わずに手描きで描いたものをそのまま3Dプリントできないだろうか…そんな要望に答えるサービスが開発されている。
アメリカのTANGIBLE SOLUTIONSというベンチャー企業が開発する「Pango」は、手描きのスケッチやアイデアが3Dモデルになるというものだ。
スケッチが3Dプリンティングされるまでの手順はおおまかに以下の流れとなる。
1.「INVENTOR`s NOTEBOOK(発明者のノート)」にスケッチを描く
2.専用アプリで写真を撮影しアップロード
3.約1時間で画面上に3Dモデルが現れる
4.修正したい場合は連絡する
5.問題が無ければカラーなどを選択、3Dプリンティング
6.プリントされたものが送られてくる
スケッチノートにカメラをかざすと3Dモデルが浮き上がるAR仕様で、画面を見ながら簡単に3Dモデルを確認できるようになっている。
3Dデータの変換や3Dプリンティングの精度がどの程度かはわからないが、2Dの手描きのスケッチから3Dに変換されプリンティングされるというプロジェクトは画期的だ。
現在Kickstarterでプロジェクトの支援者を募集中、目標金額は10万ドルを設定している。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する